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“アル中YouTuber”として活動する38歳、友人の会社で働きながら酒浸りの毎日。4ℓの激安焼酎を3日で飲み干す

 大谷翔平の通訳・水原一平が違法賭博で球団を解雇された。ギャンブル依存と報じられている。日々の生活に支障を来しながら「やめたくてもやめられない」依存症。酒や薬物以外にも、意外なものに耽溺する人々がいる。あなたは「他人事」と言い切れますか……?

話題の“アル中”YouTuberはなぜ酒に溺れたのか

依存症

アル兄わかささん

【アル兄わかささん】 YouTube「【アル中】アル兄わかさチャンネル【酒】」で毎日20時に飲んだくれる姿や、街ブラ飲みの模様などを配信中。毎月オフ会も開催している 「俺は酒に溺れているんじゃなくて、救われてるんですよ。こいつらがいてくれるから、俺は俺らしくいられるの」  いつもの激安焼酎をコップに注ぎ、炭酸水で満たしたそれを一気に口に流し込む。「くう~!ウルトラ気持ちいい~!」が決めゼリフの、「アル兄わかさ」さん(38歳)は、“アル中YouTuber”として人気を集め、昨年から登録者数が急増中。現在(4月30日時点)、登録者数は9.8万人を超えている。 「一緒に住んでいたカメラマンの友人から『お前の堕落した人生は面白い』って、YouTubeに誘われたのが配信のきっかけ。コロナ禍が落ち着いた去年頃から動画に力を入れてやってみましょうって。彼の先見の明は凄まじい」

「あのとき酒がなかったら…」

依存症 6畳一間のアパートは、激安焼酎や炭酸水のペットボトルで埋め尽くされている。酒を「うまい」ではなく「気持ちいい」という自称・アル中。溺れるように飲み始めたのは、いつからなのか。 「あまり面白い話じゃないですよ。大学卒業後の、就職先が自分には合っていなくて。クレームの電話を一日10時間引き受ける部署で、朝起きると『また今日も怒られに行くのか』って、毎日胃が痛かった。  だからそこを半年で辞めて、『仕事も辞めたし、飲むか』って感じ。嫌なことを忘れられるのはもちろん、テンションが底上げされる。動く活力にもなるし、『酒はこんなに俺を助けてくれるのか!』と衝撃でしたね。脳や心が揺れる気持ちよさっていうのかな。  あのとき酒がなかったら、今も病み続けていた気がする。酒よ!ありがとう!」
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友人の会社で働きながら酒浸りの毎日
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