更新日:2024年06月28日 17:03
恋愛・結婚

「孤独がイヤだから結婚したい」と考える男性は、いつまでも幸せになれない理由

 YouTubeで日々、恋愛心理を中心とした男女の恋愛観に関する情報発信をしています、結婚相談所「エースブライダル」主宰の関口美奈子です。    これまでに3万人以上の男性と向き合ってきた私の実体験と男女の心理に関する研究データからリアルで実用的な情報をお伝えしたいと思います。

「結婚=孤独からの回避」は正しいのか?

「孤独がイヤだから結婚したい」と考える男性 誰しも「孤独」について考えるとき、結婚という選択肢がその解決策として語られることが多いです。特に老後の孤独を避けるために結婚を勧める周囲の声は決して少なくありません。しかし、果たして結婚することが本当に孤独を避ける最善の方法なのでしょうか?  今回は、最新のデータを基に、40代50代の男性が抱える結婚観と孤独について深掘りしていきます。 「結婚しないと老後は孤独になる」という意見をよく耳にしますよね。確かに結婚して子供や孫に囲まれる老後は、一見、孤独とは無縁のように思えます。しかし、実際にはどうなのでしょうか?  2023年に内閣府が実施した「孤独・孤立の実態把握に関する全国調査」によると、60代の男性で「孤独を感じる」と答えた割合は、有配偶者で15%、未婚者で37%、離別者で33%と大きな差があります。結婚している方が孤独を感じにくい傾向はありますが、離別した場合は未婚者と同様に高い孤独感を抱えているのがわかります。

結婚しても避けられない「孤独」

 結婚すれば、一生孤独にならないかというと、必ずしもそうではありません。結婚後に離婚する可能性や、仲睦まじい夫婦であっても配偶者の死別は避けられない現実があります。離別や死別により再び独りになることは誰にでも起こりうるのです。  2020年の国勢調査によれば、還暦を迎える60歳時点での独身率は男性29%、女性27%という結果が出ています。このデータを見て、「結婚さえすれば孤独から逃れられる」という考えが誤りであることがわかりますね。  たとえ結婚しても、その後の人生で一人になる可能性は十分にありますし、むしろ一度パートナーと生活を送った後に再び一人になることで、孤独感がより深く感じられることも少なくありません。
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今後の結婚観と孤独の向き合い方
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