“妻が不倫に走りやすい夫婦”の特徴。「専業主婦」と「共働き」で大きく分かれる価値観。「物足りない」と思われる夫の例も
こんにちは。結婚相談所「マリーミー」で代表を務める植草美幸です。『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)での特集をはじめ、各種メディアで見たことがある――なんて方もいらっしゃるでしょうか。
マリーミーは設立15年となり、現在では年間約6500件もの結婚や恋愛にまつわる相談を受けています。これだけの相談を聞いていると、多くの問題はいくつかの類型に分けられ、それぞれに存在する鉄板の解決策が見えてくるものです。人間関係は十人十色のようで、対応には同工異曲の趣があります。
リニューアルした本連載では、「結婚後のリアル」な悩みにお答えしていきます。ただ、結婚や同棲中の方だけでなく、お相手選びに迷いのある婚活中の方にも参考となるよう、手加減なしの“辛口”モードです。心してお付き合いくださいね。
「夫婦共働き」が基本形となってきた現代。出産にともなう身体的、また育児の負担によって生じる就労のしにくさをはじめとした格差はまだ大いに残るものの、「ともにお金を稼ぐ」ことをベースに考える人のほうが男女とも、そして独身・既婚関係なく多いことでしょう。
こうして共働きが一般化することによって、夫婦間で起こりがちなトラブルにも変化が生じました。「妻の不倫」が急増しているのです。私の体感としては5年ほど前を転換点にして、以来どんどん増えている夫婦問題です。
かつては「サレ妻」の言葉が表すように、妻ではなく夫側が不倫することのほうが圧倒的に多かったのですが、今では不貞を働くことの男女格差も縮まってきています。
そこで今回は「妻が不倫に走りやすい夫婦の特徴」をテーマにお届けしてまいります。
端的にまとめてしまうと、「ほかの男性から羨ましがられるような相手と結婚した夫の慢心」がもっとも危険です。ただし、シンプルにモテるから、という理由だけではありません。
現代の男性たちから人気の高い女性とは、旧来的な「守りたいお嫁さん」然としただけの女性ではないのです。もちろん、「若い女性がいい」「絶対に年下」といった男性は今も少なくありませんが、並行して女性の年収を重視・評価するようにもなっています。
つまり、先述した男性から羨ましがられるような女性とは、「経済的な自立を果たしている、年下の女性」のことなのです。
当然、不貞行為は民法上において貞操義務に反する行為で、「サレた側が悪い」などとは決して言いません。しかし、「男じゃあるまいし、妻が不倫するなんてありえない」と驕っていては、不倫されるかはともかく、夫婦関係にマイナスをもたらすのはたしかです。
自立した年下の女性を希望している男性や、幸いにもそうした相手と結婚できた男性はぜひ、最後まで記事をお読みください。
5年ほど前から「妻の不倫」が急増?
現代でモテるのは「守りたいお嫁さん」ではなく…
結婚相談所マリーミー代表取締役、恋愛・婚活アドバイザー。 1995年にアパレル業界に特化した人材派遣会社エムエスピーを創業。そこで培ったマッチング能力・人材発掘力を生かし、2009年に結婚相談所マリーミーを設立。日々カウンセリングを行いながら、セミナーの開催、テレビやラジオへの出演など幅広く活動中。著書に『ワガママな女におなりなさい 「婚活の壁」に効く秘密のアドバイス』(講談社)、『モテ理論』(PHP文庫)など
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