更新日:2013年12月22日 09:11
エンタメ

現役アイドルと「時間を共有できるサービス」とは?

一口にアイドルと言っても、活動形態はさまざまだ。なかでも乱立を繰り返す女性アイドルグループ業界では、アピール合戦が過熱。“より近く”、“より会える”、“より触れ合える”サービスで、ファン獲得に励むアイドルたちに肉薄した! ◆より深く時間を共有する進化系サービスの実態
Nゼロ(元AKBN0)

Nゼロ(元AKBN0)

 あの手この手とアイドルとのコミュニケーションが過激化する一方で、一部のアイドルによる「時間を共有できるサービス」が話題だ。  東京・赤羽発のアイドルグループNゼロ(元AKBN0)は活動資金を自分たちの力で稼ぐ自給自足アイドル。グッズ販売や公演などで得た資金をすべて活動費に充てている。その一環として行っているのが、おさんぽ券や打ち合わせ(デート)券など時間を共有するサービスだ。 「そもそも、『アイドルとの交流が握手だけじゃつまらない!』という思いから始めました。20分おさんぽ券は5000円、40分打ち合わせ(ミニデート)券は1万円。一日2枠ほどで必ずスタッフが同行します。時間内のトークは自由ですが、あくまで正統派アイドルなので手をつなぐ行為やタッチは禁止。各券はイベント時かオークションで購入できますがメンバーによっては倍率が高く、入手困難になります」(運営スタッフのA氏)  このファンとの交流活動をメンバーはどう捉えているのだろうか。 「“おさんぽ”とか名前だけ聞いて批判されるのは辛いです。私たちはすべてゼロから始まって、メンバーとファンの力だけで自給自足で活動してる。だから絆は強いし、批判する人は一度ライブを観にきてほしいです」(安原サニー芽生)  Nゼロは先日オリコン週間9位を記録。彼女たちの必死の努力が認められ始めたということか。 ◆時間共有がメイン!タイムシェアアイドルとは
Dear Doll

Dear Doll

 他にも、秋葉原発のアイドルグループ「Dear Doll」は、現在タイムシェアサービスをメインに活動するアイドル。予約をすればいつでもアイドルと時間を共有できる。料金は60分6000円、延長30分ごとに4000円ほど。別途指名料が1000円。中には4時間連続(2万円)で利用するファンもいるというが……。 「タイムシェアはファンサービスの一環ですが、土日のイベントに来られない方も多いので、『都合のいいときに会えるアイドル』を考案しました。イベントで歌って踊るよりも、物販などでアイドルと交流したいというファンの声が大きい。ニーズをいかに掴めるかが勝負です」(運営スタッフのN氏)  サービスにスタッフは同行しないが、定期的に電話確認は必須。メンバーの自己判断とファンへの信頼関係で成立しているという。 「街中にいる私たちのファンが見守ってくれているので、安心なんですよ」(桜井ゆい)  ファンとの触れ合いをどう増やすかに特化したアイドルたち。その戦略は実を結ぶのだろうか。 【Nゼロ】 紅白出場を目標に掲げ、達成すれば「当日即解散」を公言している。オリコン週間ランキング9位を獲得した5thシングル「ドギマギFirst Love」(kando music)も発売中 【Dear Doll】 今年の7月21日から活動を開始した「時間を共有できる」アイドル・Dear Doll。HPから予約可能。結成間もないが1stシングル「あっぱぁ★かっとぉ」を手売りで200枚完売 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=534495 ― 現役アイドルの[過激すぎるサービス]に密着【3】 ―
ドギマギFirst Love

東京都北区赤羽発のアイドル・プロジェクト、Nゼロ(元AKBN 0)の通算5枚目となるシングル

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