更新日:2017年11月14日 22:21
恋愛・結婚

今年の夏は「カレーキャンプ合コン」で新しい出会いをゲットせよ!

―[山田ゴメス]―
カレーキャンプ合コン 以前、日刊SPA!で「ラブホ合コン」について語ってくれた、アラサー“合コン鉄人”が、またなにやらニュースタイルの合コンにハマっているらしい。なになに? 教えて鉄人! ハイ。答えは「カレーキャンプ合コン」!! 今日も、その正体と段取りをゴメス記者が根掘り葉掘り聞き出した! ――「カレーキャンプ合コン」って、早い話が「キャンプに行ってカレーをつくって食べる合コン」のことですよね? 正直、そこまでキャッチーで目新しい響きだとも思えないのですが? 合コン鉄人(以下、鉄人):目新しくないからこそ、女子側もイメージがしやすくて安心できるんですよ。良い意味でも悪い意味でも「ラブホ合コン」っていうのは、インパクトが強すぎ。だから好奇心と同時に拒絶感も煽ってしまうので、「そんなの行きたくない!」って子も出てきちゃう……。でも「キャンプ」だったら、なんか健全っぽいし、今流行りの“サードウェーブ系男子”って感じもして、モテそうじゃないですか。 ――“サードウェーブ系男子”って、辛酸なめ子さんが提唱している「1カップずつ丁寧に入れられた香り高いコーヒー(=サードウェーブコーヒー)をいかにも飲んでいそうな意識高い系の男子」のことですよね? 鉄人:そのとおりです。もう少し説明を加えるなら、 ●ニューバランスのスニーカーなど、質の良い小物やアイテムにこだわり、シンプルな服装をこなれた感じに着こなす ●お金の無駄遣いはせず、ちょっとした工夫で上質な暮らしを志す ●ロードバイクやキャンプほか、アウトドア志向が強い といったところかな。つまり、ニューバランスはいてキャンプに行けば、もう完ペキってことなんですよ(笑)。 ――なるほど。で、「キャンプ」ってことは、やはり“泊まり”になるわけですか? 鉄人:そりゃあ“泊まり”が理想なのは間違いないんですけど、もしそれが難しいなら、豊洲とかにある都心のキャンプ場でもかまいません。そこでキャンプ張っちゃって、「帰りたいなら電車もあるし、泊まりたいならゼヒどうぞ」くらいのフランクな姿勢で。 ――“泊まり”となれば、さすがに女子にとってはハードルも高いでしょうから、結局は“都心キャンプ”に落ち着くのでは…? 鉄人:ところが、そうともかぎらないんですよ。少なくとも僕の経験から言えば、むしろ“泊まり”でちょっと遠方に行くプランのほうが食いつきも良かったりしますね。 ――マジですか!?

こんな感じの写真を送ろう!

鉄人:ポイントは女子側に「このキャンプは合コンだと思わせない」こと。たとえば、メンバーにカップルや夫婦を混ぜておけば、合コンっぽくならないじゃないですか。極論、子連れがいたっていい。また、女子側の幹司役に過去のキャンプで撮った楽しそうな写メをマメにLINEで送っておく“撒き餌作戦”も大事です。 ――こりゃ、お世辞抜きでキャンプしてみたくなるような写真ばっかですね~! 鉄人:自然に囲まれた自然光の写真は、誰が撮ってもそれなりに写りますから。 ――でも、僕みたいに、これまでアウトドアとは無縁の世界で生きてきた男子からすると、こーいうことをヤリたくても、なにからどう始めるべきなのか、見当も付きません……。 鉄人:僕もね、じつはアウトドアにはまったく疎かったりするんですよ。だったら、アウトドアに長けている男友だちを見つければいい。それに、この手の趣味人は「他人(とくに女子)に自分のグッズや手際を見せびらかしたい」って願望が少なからずあるので、頼めばホイホイ場所選びから道具集め、キャップ張り……まで勝手にやってくれるんです。僕がやることはクルマを出すくらいで(笑)。 ――女のみならず男までたぶらかすあたりが「鉄人」たる所以ですね(笑)。あと、もうひとつ! なんで「カレー」なんですか? 鉄人:買ってきた食材を焼くだけのBBQより「手間暇かかってる感→女子にふるまってる感」が出るじゃないですか。しかも、“つくる”時間がかかるから、ゆっくり共同作業もでき、より女子と仲良くなれるきっかけもなりますし。 ――「キャンプにカレー」ってテッパンっていうか……テッパン過ぎ、なのでは? 鉄人:テッパンなモノとは成功する確率が高いからテッパンなんです。事実、キャンプで食べるカレーって、誰がつくっても美味しいと思いません? ――カレーだけじゃなく、なんだって美味しい気がしますが……?

共同作業で作った「豚バラ肉のほうれん草カレー」

鉄人:別に「BBQはダメ」って言ってるわけじゃないんです。「キャンプでBBQ」だとキャッチとして弱いので、それはあくまで“前菜”扱いで、プラス“メインディッシュ”として「カレー」を添える。ただ、「カレー」だけじゃあダメですよ。「タイ風グリーンカレー」だとか「醤油を隠し味に使った味平カレー」だとか、そういう“サブキャッチ”をつけることがマストです! ――そんな凝ったカレーにチャレンジしても大丈夫なんですか? 鉄人:全然平気ですよ。さっきも言いましたけど、カレーって、つくるのに失敗しても、それなりに美味しい食べ物ですから。現に、前のキャンプでチャレンジした「豚バラ肉のほうれん草カレー」は、緑色の仕上がりにするはずが普通の黄茶色のカレーになっちゃって……。なのに、みんな「ほうれん草が効いてて美味しいわ!」なんて食べてくれました。ホントかよ、って感じでしたけどね(笑)。 ちなみに、次の「カレーキャンプ合コン」では、この前ネットで見つけた『100肉カレー』(http://www.100meatcurry.jp/)でイッてみようかな、と。 ――なんですか、それ? 鉄人:日本中から100種類の牛肉・豚肉・鶏肉を集めてつくった挽き肉で旨味を出したカレーらしいです。100種類は無理だとしても10種類くらいの肉をミックスした『10肉カレー』で。名前だけでも、なんとなくすごそうじゃないですか? さらに、これだと「カレーは何肉が一番か?」でモメることもなさそうですし(笑)。 <取材・文/山田ゴメス> 【山田ゴメス】 山田ゴメス山田ゴメス1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。また『解決!ナイナイアンサー』のクセ者相談員の一人でもある。日刊SPA!ではブログ「50にして未だ不惑に到らず!」(https://nikkan-spa.jp/gomesu)も配信中。著書『クレヨンしんちゃん たのしいお仕事図鑑』(双葉社)も好評発売中!
大阪府生まれ。年齢非公開。関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション・学年誌・音楽&美術評論・人工衛星・AI、さらには漫画原作…まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター兼コラムニスト&イラストレーターであり、「ネットニュースパトローラー(NNP)」の肩書きも併せ持つ。『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)ほか、著書は覆面のものを含めると50冊を超える。保有資格は「HSP(ハイリー・センシテブ・パーソンズ)カウンセラー」「温泉マイスター」「合コンマスター」など
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