更新日:2012年11月21日 18:49
エンタメ

[元・ネット有名人の今]ネットアイドル編

現実世界以上に流行り廃りが激しいネットの世界。新たなアイデアを生み出し続ける人、そのまま消え去っていく人とさまざまだ。我々を魅了したネット界のカリスマや有名人たちは今、何をしているのか追跡してみた 【ネットアイドル編】 世に出てくるのが早すぎた? ◆伊達杏子  伊達杏子DK-96、通称「ダテキョー」「伊達キョン」というヴァーチャルアイドルを覚えているだろうか。’96年、世界で初めてCGで作られたアイドルとしてホリプロからデビュー。写真集やCD「LOVE COMMUNICATION」をリリース、’99年には韓国でデビューするも、いつしか姿を見ななった。しかし、’01年に金沢工業大学のネット講座で様相を変えて2代目が登場、’07年には「時代がようやく私についてきた」とばかりにセカンドライフでMCとして3代目が再登場するが、いずれも消息不明に……。現在、ホリプロのタレントファイルに名前はない。彼女は今、何をしているのだろうか?  「実は、セカンドライフの活動を最後に、活動休止状態なんです」 (ホリプロ担当者)  セカンドライフの衰退に伴い、世界初の仮想アイドルも消滅していたのだ! 聞けば、彼女にかかるコストは並大抵ではなかった。「わざわざニューヨークのプロのダンサーからモーションキャプチャーをしたり、顔の表情を作る最先端の技術を取り入れ、スタイリスト、ヘアメイクもつけたため、ランニングコストが膨大に。テレビに生出演すると、CGで歌わせるのに1分間で数百万円がかかる。これじゃあオファーは来ませんよね(笑)。今の技術では低コストで稼働できることを考えると、いろんな意味で早すぎたかな、と思います」  とはいえ、時はツイッター全盛期。いつか乗れる波が来るかも? 「今でも海外から応援メッセージが来るんです。復帰の可能性はあると思います。もちろんファンがいてこその復帰ですが」  ファンの願いは届くか……。 インパクトが強すぎて今もファンが…… ◆てるみ  その強烈なビジュアルと押し出しの強さから、”勘違い系ネットアイドル”という新ジャンルを生み出した女のコ、てるみを覚えているだろうか。  彼女は’99年、15歳のときに、自身のホームページ「TERUMI’S IDOL NET」を開設。自ら「中3のネットアイドルてるみです」と宣言し、華々しくデビューした。「ネット美人コンテスト」にエントリーしたり、散々叩かれてもムキになって「絶対にアイドルになる!」と発言するその執念や自身のルックスを客観的に顧みないナルシシストっぷりから、2ちゃんねるなどネット限定で大ブレイクしたのだ。  その後、しばらく消息は途絶え、死亡説・整形説などもあったが、関西の大学に進学し、’08年には、とあるコスプレイベントで、大きくなったてるみの姿が目撃されている。以降の彼女の足取りをネット系の某通信社に聞いてみたが、素人ということで、掴むことはできなかった。現在、彼女自身のサイトは存在しないが、今も根強い人気で、検証サイトが多く存在している。 ― 時代を席巻した[元・ネット有名人]の今【1】 ―
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