元俳優・黒田勇樹「子供の頃から全然成長してねーな」
実家の部屋の奥底には、自分でも予想外の物が眠っていたりするものだ。懐かしく甘酸っぱいものもあれば、思わず目を背けたくなる恥ずかしいものまでさまざまある。今回は有名人にその類の思い出の品々を披露してもらった。
【黒田勇樹】
◆アイドルに憧れて練習したサインも日の目を見ず……
「たった今、実家に戻って探してきたんですけど……。いろんな意味でびっくりしました」と語るのは元俳優のフリーター、黒田勇樹氏。
黒田氏といえば、ドラマ『人間・失格』でブレイクした過去を持つが、今回、持ってきてくれたのはその忙しさ絶頂期の学習ノートだ。
「これは、僕が小学校6年生のときに使っていた理科と社会のノートなんですけど。ほら、白紙ばっかり……。驚くほど勉強してないんですよ! かろうじてところどころに『おもりの法則』とか『大化の改新』とか勉強しているっぽい単語は書いてあるけど、あとは落書きだらけ。でも、小学校のときはこれでも成績優秀だったんですよ。いったいどうやってテストでいい点を取ってたのか、謎ですね」
確かに、表紙には「理科」とか「社会」と書いてあるにもかかわらず、全ページほぼ白紙。そして、ときどき欄外に珍妙な落書きがあるばかり。しかも、サインの練習までしていた痕跡が。
「恥ずかしい! こんなサイン、一度もしたことないのに! 僕のサインは昔から漢字だったので、ちょっとアイドルっぽいのに憧れてたのかなあ。ローマ字だし、星マークとか付いてるし。でも、こうやって欄外の余白ばっかりに落書きしてるっていうのは、たぶん自分なりに『これは学習ノートをムダにしちゃダメ』って理性が働いていたんでしょうね」
「ドラマ撮影で多忙だったから授業に出ていなかったのでは」と思いきや、当時、撮影は全部夏休みに行われていたため、基本的には授業はフル出席していたとか。
「でもね、いまだに僕はアルバイトの面接とかに行っても、ノートは出しておくにせよ、全然メモとかとらないんですよね。そして、内容を忘れるっていう。まあ、こうしたノートを見ると『俺、全然、子供の頃から成長してねーな』って思いますね」
⇒驚愕のノートの中身はこちら https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=200587
【黒田勇樹】
元俳優。現ハイパーメディアフリーター。俳優引退後の日々を綴った『非俳優生活 100days』(青土社)が発売中。また、公式サイト「黒田運送(株)」も絶賛更新中
― 実家の部屋から発掘された(恥)コレクション【3】 ―
- 社会のノートの欄外に書き込まれた「あいうえお」作文。「そ」が「そがし(蘇我氏)」と書き込まれるなど、歴史の授業中だったことがうかがえる
- 欄外に書き込まれたのはゲーム『ファイナルファンタジーⅤ』の「ジョブ」と「アビリティ」一覧。「暗記してたんじゃないかなあ」
- 本文でも言及したサイン。当時サインするとき、文字を崩さず普通に「黒田勇樹」と書いていたため、このサインが使われることは一度もなかった
- この謎のイラスト「アメリカンフルーツジュニア」。「どこがフルーツでアメリカンなのか、まったく不明」
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『非俳優生活 100days』 黒田勇樹の知られざる顔! ![]() |
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