ハリウッドザコシショウが「女性がいる飲み会には行きません」と断言するワケ。下積み時代の“妻との思い出”も
―[インタビュー連載『エッジな人々』]―
自腹でtvk(テレビ神奈川)の放送枠を買い、制作費も全額出資で大暴れ。大きな反響を呼び、ついに地元静岡のSBS(静岡放送)からオファーが届き冠番組の放送が開始した!
そこにはR-1ぐらんぷり王者のエキセントリックな芸風とは違う、“誇張”されていない冷静なお笑いの美学があった。
どこの局でもやらせてもらえないなら放送枠を買うしかない
「シュ~!」
テンガロンハットに、黒いプロレスパンツ一枚で、“誇張しすぎた”モノマネで爆笑をかっさらう。キワモノのピン芸人に見られがちだが、「自分は天才型ではないから……」と戦略的にキャリアを積み上げてきたと明かす。
御年50歳、己の宿命を悟る「知命」の境地に達した男が、現代お笑いに対する率直な気持ちを語った。
――自腹で放送枠を買い、制作費も全額出資した『提供ハリウッドザコシショウ』が1月2日、tvk(テレビ神奈川)で放送されました。芸人自身がスポンサーになるのは異例です。
ハリウッドザコシショウ(以下、ザコシ):いまのテレビの限界を突き詰めてみたかったんです。局側からすれば「もうやめてくれ……」と思う内容もあったと思いますけど(笑)
――誇張モノマネはもちろん、ドラムを叩き喚き散らす「東京喚き倶楽部」や、全裸で布一枚の前でジャンプする「ふるっちゃおダンシング」など……。地上波でやっていいのか?と思う企画ばかりでした。
ザコシ:どこのテレビ局もやらせてくれないから、自腹を切るしかなかったんです。費用は……高級外車1台分くらいかな~(苦笑)
僕、お金の使い道が特にないんです。ほかの芸人みたいに車や高級腕時計を買わないし、結婚しているからオネーチャンにも興味がなくって。
自宅のスタジオの設備ぐらいかな? だから番組購入につぎ込みました。
古き良き昭和のテレビを意識
――昨年11月から、地元・静岡のSBS(静岡放送)で、冠番組『冠ザコシの冠冠大冠』がスタートしました。
ザコシ:地元局で冠番組を持つのは長年の夢だったので、50歳で実現できてうれしかったです。小さい頃、『一人ごっつ』や『東京イエローページ』とかを観ていて、「こんな番組がやりたい!」とずっと思っていたので。
いま、仕事の中で一番全力投球しています。
――某番組のパロディコント「お金の虎」をはじめ、過去のヒット番組を再現したような、古き良き昭和のテレビの雰囲気が伝わってきます。
ザコシ:当時の雰囲気は、すごく意識しています。昔は受け入れられた内容も、いまはコンプラがうるさくて、やれないことも多い。
でも、冠番組ということで、あえて「え、こんなことをテレビでやっちゃっていいの?」と驚かれるような内容を心がけています。
自由度の高いネットよりもテレビを選んだワケ
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