美脚レースクィーン・渡瀬茜で考察する「ネオ・オヤジギャル」の条件【参考動画つき】
―[山田ゴメス]―
1990年代初頭――週刊SPA!に連載されていた故・中尊寺ゆつこさん作画の人気漫画『スイート・スポット』から生まれた「オヤジギャル」なる造語が大ブレイクした。定義はたしか、「駅の立ち食いソバを平気で食べる」「電車の中でスポーツ新聞を読む」「疲れたらユンケル一気飲みする」……あたりだったと記憶する。
そして、そんなオヤジ臭いギャル(※当時は若い女性すべてを「ギャル」と呼んでいた)は時代の流れとともに過去の遺物と化し、もはや10代20代の若者たちからすれば“珍種”でさえあるようだ……と思いきや、この2015年となった現在。オヤジギャルは、定義をマイナーチェンジしながら「ネオオヤジギャル」として秘やかに復活していた!
以前、日刊SPA!で「ヘソ出しホットパンツのキャッチャー」として見事な二盗阻止を動画で披露してくれた現役レースクィーンの渡瀬茜ちゃん。そう、彼女こそが「ネオオヤジギャル」を素で体現してくれている女子そのモノなんである。いったい、どのへんがどうオヤジなのか、動画を交えながら順を追って解説しよう。
◆生ビール片手に野球観戦
野球好きの上司や彼氏に連れられてナイターに来てみました程度じゃ全然ダメ。贔屓チームだけじゃなく、きちんとセ・パ両リーグの選手名をまんべんなくそらんじることができ、最低でも「ゲッツー」だとか「送りバント」だとか「犠牲フライ」くらいの単語がスラッと口から漏れるクラスであることが絶対条件。
プラス、観戦中のドリンクは生ビールか焼酎系、つまみは串系やスルメやオデンなら、なおベター。甘いカクテルやガス水なんかはダメだ!
⇒【動画1】http://youtu.be/TNqZz9DbBG8
⇒【動画2】http://youtu.be/1LZU2CI0bzw
◆カラオケで昭和歌謡を熱唱 ホンモノのオヤジのハートを鷲づかみにできる昭和歌謡に精通し、しかもそれをレパートリーとして完ペキなかたちでモノにし、少々コブシ利かせ気味で唄いあげることができる。松田聖子・中森明菜はギリセー、アムロ・あゆはアウト。西野カナとかいきものがかりとかAKBは問題外。 ちなみに今回の茜ちゃんは、ちあきなおみ・テレサテン・梓みちよ・原由子を熱唱。なかなか渋いラインナップである。 ⇒【動画3】http://youtu.be/kYpNuDdtVdI
◆なんとなく酒焼けしてる感のあるハスキーボイス さまざまな辛酸をなめてきたっぽい、隠れ家的なスペインバルよりスナックの似合う枯れたノドが◎。 ◆できれば西の方言混じり マストではないけど、日常会話に名古屋以西の方言をいくらかフレイバーできたほうが、より庶民的でオヤジ度もアップするのは間違いない。 ◆クルマやバイクについてアツい ある意味、前時代的な感性。ハイブリッドカーとかじゃなく、排気ガスをブオンブオン吐きまくるマッチョな車種により明るいのが望ましい。ちなみに茜ちゃんの愛車はハーレーダビッドソン! ◆色気はあるけど、色気がない 露出度を厭わないファッションセンス、一度飲み始めたら自制心を失いがち……といった点は、男からすると確実に“色気”の部分だが、男が先に潰れてしまう、出てきた食い物はなんでもかんでも腹に入れる……あたりは“色気”からほど遠い。 すなわち、作為的に“男勝り”を自演していたオヤジギャルと比べ、“男前”がナチュラルなかたちで身に染みついてしまっているのが「ネオオヤジギャル」なのだ。これも昨今におけるヤング男子たちの中性化・草食化から産まれた、アダ花的な“新人類”なのかもしれない。 <取材・文/山田ゴメス> 【渡瀬 茜(わたせ あかね)】 アップルスター所属。1987年三重県生まれ。2011年スーパー耐久レースクィーンから本格的にレースクィーンとして活動を開始し、2014年まで「スーパーGT」のレースクィーンを務める。現在は、バイク雑誌『VIBES』のイメージガールで「VIBES FOX」のメンバーとして活躍中。特技は大型二輪バイクでのスラロームと強肩から放たれる2塁盗塁阻止。イメージDVD第2弾『渡瀬茜~美脚コレクション~』がグラッソより絶賛発売中! ●ブログURL:http://ameblo.jp/wataseakane/ ●twitter:@wataseakane1 取材協力店:『名古屋下町バル 五八丸』 住所:東京都千代田区神田鍛冶町3-5 保阪神田ビルB1 電話:03-3251-7758 中日ドラゴンズの試合を大きなモニターで中継してくれるドラファンにはたまらないお店! 食事も名古屋料理が中心。大阪府生まれ。年齢非公開。関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション・学年誌・音楽&美術評論・人工衛星・AI、さらには漫画原作…まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター兼コラムニスト&イラストレーターであり、「ネットニュースパトローラー(NNP)」の肩書きも併せ持つ。『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)ほか、著書は覆面のものを含めると50冊を超える。保有資格は「HSP(ハイリー・センシテブ・パーソンズ)カウンセラー」「温泉マイスター」「合コンマスター」など
『渡瀬茜~美脚コレクション~』 彼女の自慢の脚とヒップラインをクロ-ズアップ |
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