人形レスラー・ヨシヒコと死闘を繰り広げてきた飯伏幸太が、新たに可能性を見出した“相手”とは?
――より実践的な練習ができるような。
「そうですね、コンバットは最高です。ボディスラムもできるし、なんでもできます。あいつの必殺技はパワーボムなので、お互いパワーボムをし合ってます。投げ込み用サンドバッグなんですが、たぶんプロレスの動きをするためには作られていないので、やったらいけないのかもしれないです。投げまくっていたら、最近、背中をビリっといきはじめて。この間、雪崩式のパワーボムをやったら、粉も吹きました(笑)」
――ほかにも、“ドール”はあると思うのですが、なぜコンバットが良かったのでしょうか。
「単純に、体を強くしたいというのがありました。日本にある投げ込み用サンドバッグは、マックスが20kgくらいなんです。海外用のやつで一番重いのが55kgくらい。それが偶然、水道橋の格闘技ショップの前に飾ってあったんです。販売はしていなかったんですけど、僕がずっと練習している社会人プロレスの社長が買い取ってくれました。10万円くらいだと思います」
――ご対面して、いかがでしたか。
「まさか本当に買ってきてくれるとは思わなかったです。欠場してから1ヶ月くらいで、落ち込んでいた時期に、僕を元気づけようと買ってきてくれたみたいです。すごい嬉しかったですし、一日で元気づけられました。触れ合ってみて、かなりいい練習になるなと思いました。ビビッとくるものがありましたね」
尾崎ムギ子/ライター、編集者。リクルート、編集プロダクションを経て、フリー。2015年1月、“飯伏幸太vsヨシヒコ戦”の動画をきっかけにプロレスにのめり込む。初代タイガーマスクこと佐山サトルを応援する「佐山女子会(@sayama_joshi)」発起人。Twitter:@ozaki_mugiko
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