“ホーガン不在”のウォリアー政権――フミ斎藤のプロレス講座別冊 WWEヒストリー第100回
ポスト“レッスルマニア6”の新路線は、アルティメット・ウォリアーを主人公とした長編ドラマの新シリーズだった。
WWEは“レッスマニア6”開催後、移動日をはさんで4月3日、4月4日の2日間、ニューヨーク州シラキュース、同州グレンフォールスの2都市で“WWEスーパースターズ”“WWEレスリング・チャレンジ”の2番組のTVテーピングをおこなった。
“WWEスーパースターズ”は4月14日、21日、28日、5月5日オンエア分、“WWEレスリング・チャレンジ”は4月15日、22日、29日、5月6日オンエア分のそれぞれ4週分のタメ撮り方式。番組収録そのものは1興行あたり約5時間の長丁場だったが、連続ドラマのストーリー展開のほうはずいぶんゆっくりしていた。
“レッスルマニア6”でウォリアーに敗れWWE世界ヘビー級王座を失ったハルク・ホーガンは、第2作めの主演映画『ミスター・ネニー』の撮影のため4月から7月までの3カ月間、全米ツアーを欠場した。しかし、テレビ番組のなかでは映画の話題はいっさい紹介されず、ホーガンはジ・アースクェイクのアースクェイク・ドロップ(ヒップドロップ)で負傷し、病院送りにされたことになっていた。
この連載の前回記事
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ