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“レッスルマニア6”は全14試合の超大作――フミ斎藤のプロレス講座別冊 WWEヒストリー第98回

レッスルマニア6

“レッスルマニア6”は全14試合、WWEスーパースター48選手が出場、全編4時間の超大作だった。(写真は「レッスルマニア6」オフィシャル・ポスターより)

 “レッスルマニア6”はオフィシャル・ラインナップ全14試合、スーパースター48選手が出場した全編4時間の超大作だった(1990年4月1日=カナダ・オンタリオ州トロント、ザ・スカイドーム)。

 メインイベントは、ハルク・ホーガン対アルティメット・ウォリアーのWWE世界ヘビー級選手権&インターコンチネンタル選手権のダブル・タイトルマッチ。スカイドームが発表した観客数は6万4287人で、WWEがアナウンスした入場者数は6万7678人。このふたつの異なる数字のうちのどちらが正確なデータであったかは、いまとなってはそれほど重要な問題ではない。

 演出された“新記録”といってしまえばそれまでのことではあるが、ビンス・マクマホンはカナダにおけるプロスポーツ・イベントの観客動員記録と興行収益記録を塗り替えるためにスカイドームを“レッスルマニア6”の開催地に選んだ。

 前売りチケットは発売と同時に約4万枚が売れた。ビンスはホーガン対ウォリアーのタイトルマッチをプロレス史に残る“世紀の一戦”と位置づけていたが、市場リサーチではウォリアーの支持率はWWEの予想を大きく下回っていた。

 トロントの観客はどちらかといえば“レッスルマニア”というブランドネームそのものにお金を払った。メインイベントのホーガン―ウォリアー戦がアナウンスされた時点でホーガンの王座転落シーンを予測したファンは少なかった。

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オープニング・マッチでは…

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