更新日:2017年11月27日 21:12
カーライフ

先代パッソが、アクセル全開でも加速するまで5秒近くもかかったのは「老人や主婦のため」だった

 意外とイイのだ。見た目は相変わらず垢抜けないが、インテリアは大幅にオシャレになり、ペナペナのヘロヘロだった走りもしっかりした。原チャリ並みだった加速もかなりマトモになっている。しかしパワーは69馬力のまま。一体ナゼ?
新型パッソ

“まともになった”新型パッソに感心しつつ、ついでに新型オーリスに乗ってビックリ! まるでドイツ車みたいなシッカリ感。最初からこんなんつくれるんやないか!

 ダイハツ開発陣によると、実は先代パッソは、老人や主婦ドライバーが間違ってアクセルを深く踏み込んでもムダな加速で燃費が落ちないように、わざと反応をウルトラ鈍くしていたのだそうだ! が、お客様から「遅すぎる」という声が多数寄せられ、今回はフツーにつくったという。そうだったのか!  つまり先代パッソのアクセルは、振り込め詐欺防止装置付きみたいなもんだったんね! まさかそんなクルマづくりの哲学があったとは! そんなんでフェラーリと遠征すりゃ苦労するわいな!  とにもかくにも、新型パッソは大幅にマトモになりました。値段は115万円~。近ごろ貴重な格安小型車である。これならみなさまにオススメできます。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1120818
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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