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歴代最多安打を更新! イチロー好調の理由は“四球率”の高さにあり

イチロー「イチロー伝説」はまだまだ終わらない。マーリンズのイチロー外野手(42)は15日(日本時間16日)、敵地パドレス戦で2安打を放ち、日米通算4257安打(NPB1278本、MLB2979安打)として、ピート・ローズの歴代最多安打記録(4256安打)を更新。試合後、「ここにゴールを設定したことがない」と笑顔のイチローには、史上30人目のメジャー通算3000安打が目前に迫っている。

 しかし、そうした周囲の報道や評価などとは裏腹に、ヒットや盗塁、華麗なる守備といった、彼をイチローたらしめるプレイスタイルが、少し変化を見せていることに気がついているだろうか。

ヒットより四球? イチローが辿り着いた新たなスタイル


 四球数を打席数で割った「四球率」という指標がある。メジャーの平均は約8%で、四球を選ばないような選手はこの四球率が4%周辺だ。イチローは、昨年までのキャリア通算でも5.8%と、メジャーの平均を下回っていた。もちろんそれには、チームの1番打者として相手にプレッシャーを与えるためヒット量産が必要だった、といった理由が考えられる。

 だが今年のイチローは、今までの彼にしては四球が多い。現時点で四球率が9.7%と平均を上回り、5月にはピンチヒッターとして立った打席で四球を選ぶなど、ある意味「イチローらしくない」振る舞いが目立っているのだ。

 こうした背景には、様々な要因があるだろうが、最大のポイントは、彼がすでにスターティングメンバーかつ1番打者の外野手でなくなった点だと筆者は感じる。現在イチローが所属するマイアミ・マーリンズは、ジャンカルロ・スタントン選手(26)、マーセル・オズーナ選手(25)、クリスチャン・イエリッチ選手(24)といった若く勢いのある外野手がいる。球団としては、彼らのサポートとしてイチローを起用したいはず。そして、ベンチスタートという新しい環境の中で、イチローは初球からヒットを狙うスタイルを止めたのだ。

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初球打ちを減らすイチローの変化を見よ!

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