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リオ視察で1億円。首都に巣食う“都議会議員”というシロアリ――舛添辞任でも何一つ変わらない税金の無駄遣い

リオ視察を「全会派一致」で賛成した都議会への監視を緩めてはならない

 だいたい都議会議員などは、一般的な社会経験がない。世襲や区議会、市議会議員上がりか、議員秘書など、まともな企業に採用されることのないような連中ばかりだ。  外見的には、少しまともに見えても、女性関係で悪質な行為を働くものや、変な勢力から資金提供を受けているものなど、はっきりいって程度が低いのだ。これらについては、いずれ明らかにしたいと思う。  以前述べた通り、漢字がろくに読めない連中も多い。だからこそ、舛添追及の際にも、原稿棒読みでたどたどしく、何を言っているのか分からなかったのである。  これまで、都議会にはマスコミの目が行き届かなった。しかし、舛添問題を契機に、都議会のデタラメな行為が白日の下にさらされた。  繰り返し申し上げるが、都議会はロクなものでない。この豪華海外旅行については、議会運営委員会において「全会派一致」で賛成したのである。共産党も派遣人員を必要最小限にすることで視察に賛成している。イベントやスポーツ行政の素人である都議連中の視察など、絶対に都政に反映されることはないので、まったく無意味だ。  リストについては今すぐ公開したいが、一部視察を取りやめる意向を示しているので、様子を見たい。  これからも都議会の監視を緩めてはならない。納税者は都議会を厳しく監視し、かれらの「甘え」を許してはならない。 【野田数(のだかずさ)】 教育評論家。東京都出身。早稲田大学教育学部卒業後、東京書籍に入社するが、歴史教科書のあり方に疑問を持ち、政治の道へ。東京都議会議員時代に石原慎太郎氏、猪瀬直樹氏と連携し、朝鮮学校補助金削減、反日的な都立高校歴史必修教材の是正を実現し、尖閣購入問題などで活躍。その後、多様な経験を活かし、ビジネス誌や論壇誌で本質を突いた社会批評を展開している。
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