スポーツ

ビンス無罪“ステロイド裁判”エピソード17=B・J・スタッドの証言――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第170回

法廷 オシェー検事は、スピーカー・フォンを使ってスタッドへの尋問をおこなった。 ――ザホリアン医師からステロイドを購入したことがありますか。 「はい。場所はWWEのTVテーピングのロケーションだったペンシルベニア州アレンタウンです」 ――ザホリアン医師との会話で記憶していることはありますか。 「彼(ザホリアン医師)は『わたしが選手たちにステロイドを供給しなければ、選手たちはブラック・マーケット(闇市場)で純度の低い、危険な薬物を購入してしまうだろう。選手たちの健康を考えた場合、わたしから(ステロイドを)買ったほうが安全なのだ』といいました。また『そのことはビンスにも話し、ボスも承知している』といいました」 ――ビンス・マクマホンはザホリアン医師が選手たちにステロイドを売っている事実を知っていて、それを認めていた。 「よくおぼえていません」 ――ザホリアン医師がマクマホンにステロイドの販売について相談し、その後も同医師は試合会場でステロイドを(選手たちに)供給しつづけたことは事実なんですね。 「そうだと思います」 ――あなたとマクマホンがステロイドの使用について話し合ったことは? 「ステロイドについて話し合ったことはいちどもありません。ビンスとはレスリング・ビジネス以外のことで会話を持ったことはありません」
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ザホリアン医師がやっていたことが犯罪、という認識はなかった
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