“NFLの大物”LTとビガロの選択――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第188回(1995年編)
LTは11分42秒、コーナーサイドのセカンドロープ上からのフライング・フォアアームでビガロをフォール。NFLプレーヤーたちがリングにかけ上がりLTの勝利を祝福し、リング下ではビガロとマネジャーのデビアスがなにやら口論するというシーンが“レッスルマニア11”のフィナーレになっていた。
このとき現役引退から2年が経過していたLTはその後、俳優として映画『エニイ・ギブン・サンデー』『ウォーターボーイ』などに出演。2003年にニュース・ドキュメンタリー番組『マイク・ワラスの60ミニッツ』(CBS系)でNFL在籍時代から引退後の数年間、ドラッグ依存症だったことをカミングアウトした。
ビガロはこの試合をきっかけにベビーフェース路線を歩みはじめたが、まったく同時期にショーン・マイケルズもベビーフェースに方向転換したため、結果的にビガロは“番付”的にはかなり損をした。ビンスの関心は5月からスタートを切るミニPPV“イン・ユア・ハウス”に移っていた。(つづく)
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文/斎藤文彦 イラスト/おはつ
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