「アメリカで成功する自信はある」“怪しい駆け引き”をする飯伏幸太
――ファンとしては、WWEに入団してしまうんじゃないかとハラハラしています。
飯伏:それはないです。スポット参戦していますが、相当、駆け引きをしました。WWEは、所属するか一切使わないか、どちらかなんですよ。いま自分は微妙なニュアンスを残しながら、この位置をキープし続けています。駆け引きも全部、一人でやっています。契約する気はないと言ったらたぶん使ってくれないので、「とりあえずここまでは絶対出ます。それ以降はそのあと考えてもいいですか?」という感じです。WWEも、「スポットでもいいのかな」という感覚に変わってきたのかも知れないですね。そこを広げていきたいなと。
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――中邑真輔選手はWWEに入団して、大活躍されています。
飯伏:一番、WWEに来いと言ってくるのは、中邑さんなんです。アメリカに行く度に、「お前そろそろ入れよ」と言われますね。
――それは驚きです! なんて答えているんですか?
飯伏:「ホント、そう思います」と。
――思ってないですよね(笑)。
飯伏:その場その場をしのぎながら(笑)。
――そこまでして、WWEに行かない理由はなんですか。
飯伏:アメリカで成功できる自信はあります。でもアメリカで成功したとしても、そんなに日本に還元はないんですよ。それはアメリカでの活動であって、日本ではどんどん名前がなくなっていくというか。海外に行きました、すごい人になりました、帰ってきました、で、どんだけすごいのかっていう。それはイヤなんです。やっぱり日本のプロレスをどんどん上げていきたいというのがあって。そんなに長くできるわけでもないので。
尾崎ムギ子/ライター、編集者。リクルート、編集プロダクションを経て、フリー。2015年1月、“飯伏幸太vsヨシヒコ戦”の動画をきっかけにプロレスにのめり込む。初代タイガーマスクこと佐山サトルを応援する「佐山女子会(@sayama_joshi)」発起人。Twitter:@ozaki_mugiko
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