「アメリカで成功する自信はある」“怪しい駆け引き”をする飯伏幸太
昨年1月、突如、新日本プロレスとDDTプロレスリングの2団体を同時退団した飯伏幸太。今年6月からWWEクルーザー級クラシック・トーナメントに出場し、10月からはNXTダスティ杯タッグ・トーナメントで激闘を繰り広げた。WWEがスポット参戦を認めるのは、異例中の異例。一体、どうやったらそんなことが可能になるのか。飯伏自身に話を聞いた。
――いま出場している団体としては、WWEとDDT。そして新日本プロレスでも噂があったり……。
飯伏幸太(以下、飯伏):怪しい動きをしていますね(笑)。WWEは一人で交渉して、全部一人でやっています。フナキさんが通訳はしてくれているんですけど。本当に自由だったらどうなるか、研究していますね。これがずっと続くとは思っていないし、いつかは飯伏プロレス研究所が団体になるのか、どこかに所属するのかは分からないですけど。フリーというのはいましかできないので、どんなもんだろうというのを今年は体感していこうと思っています。
――一人でなにもかもやるのは大変ですよね。
飯伏:じつは一人のほうがいろいろできるんじゃないか、一人のほうが正解が多いんじゃないかと思ったりもします。正解というのは人それぞれだと思うんですけど、自分が思っていることが一番正解なのかなと。だからいまはすごく楽しいですね。でも試合数が少ない分、お客さんの前に出ていないので、求められているものに応えることが出来ていないというのは感じます。
――Twitterで「年末から来年凄いことおきる」とツイートされていましたが。
飯伏:具体的なものは一切ないんですけど(笑)。感覚です。でも絶対、12月から来年4月くらいになにかが起きる気がします。ホントに具体的なものはなにもないんですけど。
尾崎ムギ子/ライター、編集者。リクルート、編集プロダクションを経て、フリー。2015年1月、“飯伏幸太vsヨシヒコ戦”の動画をきっかけにプロレスにのめり込む。初代タイガーマスクこと佐山サトルを応援する「佐山女子会(@sayama_joshi)」発起人。Twitter:@ozaki_mugiko
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