“五輪の魔物大歓迎”の飛込は東京五輪の鉄板穴場競技である
しかも、「現場で見るとわかりやすくて面白い」ということに気付くチャンスがほとんどありません。大会を観る機会はまずありませんし、まして自分で体験する機会など絶無。一般の人が高飛込を体験しようと思えば、東京ではこの辰巳国際水泳場くらいしか施設がなく、各都道府県でもひとつとかふたつといった状態。気軽に銃を所持できないことで縁遠くならざるを得ない「射撃」のように、敷居の高さがイイ穴場を守っている競技だと感じました。この日は、全日本選手権なのに入場口で一度門前払いされたりもしましたし。
この敷居の高さを守って、2020年までいってもらいたい。
「競泳のチケットは取れなかったけど、日本勢が大活躍した競泳会場の空気だけでも吸いたい!」
という需要に応える穴場として、飛込をこのまま残しておきたい。
期待の若手がいて、わかりやすく、見て面白く、しかも穴場なんて、そうそうない状況ですからね。
「板」の「橋」から飛び込んで、「美」しい「波」を立てるなんて、まさに飛込のために生まれたような運命を感じる!
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