東京五輪追加種目の穴場「スケボー」は審判もファンもストリート系――キャップ、日焼け、ヒゲ、短パン率が高い
~今から始める2020年東京五輪“観戦穴場競技”探訪 第32回~
フモフモ編集長と申します。僕は普段、スポーツ観戦記をつづった「スポーツ見るもの語る者~フモフモコラム」というブログを運営している スポーツ好きブロガーです。2012年のロンドン五輪の際には『自由すぎるオリンピック観戦術』なる著書を刊行するなど、知っている人は知っている(※知らない人は知らない)存在です。今回は日刊SPA!にお邪魔しまして、新たなスポーツ観戦の旅に出ることにしました。
リオ五輪も閉幕し、いよいよ次は東京の番。今回はまったく予備情報のない競技を視察します。
お目当てはローラースポーツ(スケートボード)。
東京五輪で追加種目として実施されることが決まった5競技のうちのひとつです。追加された5種目については、「野球さえあれば、あとはどうでもいい!」という人も多いでしょうが、それだけに狙い目の穴場競技であろうという算段です。
今回、スケートボード観戦で向かいましたのは、千葉県市川市。この地にはスケートボードを楽しめる施設があり、そこで日本スケートボード協会(AJSA)の主催するプロツアー公式戦が行なわれるというのです。日本協会のプロツアーですから、何ひとつわからないままの観戦ですが、たぶんスゴイ試合のはずです。
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1204230
まず、第一に驚いたのが、コチラの会場はスケボーの競技会場というよりは、スケボーが楽しめる遊戯施設だということ。
ラウンドワンとかをイメージしてください。
あぁいう「運動を楽しめる遊戯施設」の一角にスケボー用のコースがあり、そこで日本プロツアーを開催していると。もちろんダメってことではありませんが、ラウンドワンで卓球の全日本選手権をやっていたら、ギョッとするだろうな、という気持ちでちょっとビックリした次第。
普段はスケートボードの用具や、関連するアパレル商品などを販売し、さらにコースでスケボーを楽しむこともできる、そんなお店の一角。今日は一般客にはご遠慮いただいて、日本トップのプロたちが公式戦をやるわけです。貴重な機会ということもあってか、選手を含めたくさんのスケボーファンが集っています。結構な割合の人が「キャップ」「日焼け」「素肌Tシャツ」「ヒゲ」「短パン」といった属性をまとっており、真っ白くて寒がりの厚着で出掛けた僕は異分子のように浮いています。
まさにストリート系です。
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※フモフモ編集長の「今から始める2020年東京五輪“観戦穴場競技”探訪」第1回~の全バックナンバーはこちら
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