「君の名は。」を一人で観に行けないオヤジの憂鬱[コラムニスト木村和久]
ようやく見れた「君の名は。」は、もう大感激で、最後はウルウルの涙目でした。これって、充分大人の鑑賞に耐え得る、立派な娯楽作品です。今年の映画のナンバー1に推挙したいです。
オヤジ目線でいうと、アニメーションの中に実写ばりのリアリティを求めた、細かい風景描写が秀逸でした。東京って実は、こんなに素敵なところだったんだと、改めて認識しました。
そして女子高生がミニスカ姿で、ぴょんぴょん飛び跳ねている姿、リアリティある描写なら、絶対パンツが見えるでしょう。この矛盾をどう解決するのか? 実は作品の最後のほうの自転車を漕ぐシーンあたりで、ちらっとパンツが見えていたというか、アニメだから見せていたというのが正しいのかも知れないけど。新海監督見直したわ~って、評価はそこか~。
いえいえ、動員数でもジブリ超えを果たしたけど、ファンタジーとリアリティーの融合でパンチラ表現でもジブリ越えですよ。ナウシカじゃ、最後までパンチラはなし。トトロのパンチラは、あれは子供だし。過去においても「もしドラ」や細田監督の作品とかでパンチラなしで、天衣無縫に飛び跳ねる女子高生が表現されたけど、その嘘臭さを打ち破った意義はでかいです。
たかがパンチラ、されどパンチラ。
本当は、内容をもっと深く追求して書きたかったのですが、ネタバレするので止めました。思い出すのは、大林宣彦監督の「転校生」ですな。あれも男女が入れ替わってしまう。なんでも過去の作品と比較してしまうのが、オヤジの悪い癖ですね。
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦。著書に『50歳からのかろやか人生』
また見たくなる映画であることは確かです。今後はレンタルDVDショップでの戦いですか。エロAVを借りるより、「君の名は。」を借りる方が恥ずかしいって、どうゆうこと? オヤジの繊細なハートを理解して頂けると幸いです。
■木村和久(きむらかずひさ)■
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦1
2
この連載の前回記事
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ