ストーンコールド“AUSTIN3:16”生誕!――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第229回(1996年編)
第6試合終了後には“新顔”ブライアン・ピルマンが登場し、リング上でサイコ系キャラクターとしてのスピーチを披露。ストーンコールドとピルマンが入場ランプ上でほんの一瞬すれちがうというサブリミナル効果的なシーンが用意されていた。
ストーンコールドとピルマンはWCW在籍時代、ハリウッド・ブロンズというタッグチームとして活動していたことがあったが、実況・解説のビンス・マクマホンとジム・ロスはふたりの関係についていっさい言及しなかった。
第7試合にラインナップされたトーナメント決勝戦は、ストーンコールドがロバーツのろっ骨に攻撃を集中し、わずか4分28秒のファイトタイムで十八番ストーンコールド・スタナーからフォール勝ち。“無印”だったはずのストーンコールドがトーナメント優勝をかっさらった。
ストーンコールドが“3.16”という衝撃のキャッチフレーズを叫んだのはこの試合の直後だった。ライバル団体WCWでnWoムーブメントが起きるのはそれから2週間後の7月7日。“3.16”生誕のほうがnWoの出現よりも先だったという史実はあまり知られていない――。(つづく)
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文/斎藤文彦 イラスト/おはつ
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