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“サマースラム96”HBK対ベイダー――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第231回(1996年編)

 “サマースラム96”は①オーエン・ハート対サヴィオ・ヴェガ②ザ・スモーキング・ガンズ(バート&ビリー・ガン)対ガドウィンズ(ヘンリー&フィニアス・ガドウィン)対ボディーダナス(スキップ&ジップ)対ニュー・ロッカーズ(マーティ・ジャネッティ&リーフ・キャシディ)のWWE世界タッグ選手権“4ウェイ”③デイビーボーイ・スミス対サイコ・セッド④ゴールダスト対マーク・メロ⑤ジェーク“ザ・スネーク”ロバーツ対ジェリー“ザ・キング”ローラー⑥アンダーテイカー対マンカインド⑦ショーン・マイケルズ対ベイダーの全7試合をラインナップ。  PPV放映のないダーク・マッチでは“ストーンコールド”スティーブ・オースチン対ヨコヅナのシングルマッチがおこなわれた(1分52秒、ストーンコールドがフォール勝ち)。  ショーン対ベイダーのタイトルマッチは13分53秒、場外カウントアウトでいったんベイダーが勝ったが、ベイダーのマネジャーのジム・コーネットがこの判定(カウントアウトでは王座移動なし)を不服として試合再開を要求。再試合ではショーンがコーネットに暴行を加え、2分10秒、ベイダーの反則勝ち(反則裁定では王座移動なし)。  ベイダー陣営はまたしても試合続行を要求し、延長戦がおこなわれ、こんどはベイダーのムーンサルト・プレスを自爆させたショーンが2分56秒、ムーンサルト・アタックから3カウントをゲット。インターバルを含め、24分超の熱闘の末、WWE世界王座防衛に成功した。  ビッグイベントになると必ずショーンのセコンドにつくのが師匠のホゼ・ロサリオで、この人がいれば“HBK(ハート・ブレイク・キッド)”は男性ファンからブーイングを食らわないというセオリーがあった。ショーンの支持層はおもに女性ファンと子どもファンで、男性ファンにはあまり人気がないところが“欠点”とされていた。
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この時代のWWEは“複数スター制”
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