“サマースラム96”HBK対ベイダー――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第231回(1996年編)
この時代のWWEは“複数スター制”で、アナログ・レコードでいうところの“A面”の主人公はあくまでもショーンだが、“B面”のスーパースターはアンダーテイカー。明るさと暗さ、軽さと重厚さ、楽しさと怪しさ、女性ファン向けと男性ファン向けといったぐあいにターゲット層のすみ分けがなされていた。
この日、“骨つぼ争奪ボイラー・ルーム・ブロール”と題しておこなわれたアンダーテイカー対マンカインド(ミック・フォーリー)のシングルマッチは、マネジャーのポール・ベアラーのまさかの裏切り行為でアンダーテイカーがKO負け。マンカインドはベアラーとの緊急合体で大物ヒールの仲間入りを果たした。
WWEはこの“サマースラム”以降、AOW(アダルト・オリエンテッド・レスリング)というオトナ向けの新路線を模索していくことになる。(つづく)
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文/斎藤文彦 イラスト/おはつ
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