元マネーの虎・南原竜樹「“冷徹キャラ”は計算、“出資”は一切ヤラセなしの自腹だった」
そんな太っ腹な虎たちだが、南原氏自身がそうであるように番組終了後に、その多くが倒産など転落していったという。彼らとはいまでも付き合いはあるのだろうか。
「仲が良いのはソフト・オン・デマンドの高橋がなり、なんでんかんでんの川原ひろし。あとは“外食の虎”安田久、モノリスの岩井良明、首里城前でりゅうそう茶屋をやっている尾崎友俐、それとラヴ(現、商業藝術)の元代表の貞廣一鑑かな。貞廣さんは成功を続けていて、飲食店などを80店舗くらい経営しているみたいですね。付き合いがあるのはそのくらいで、他はいま何をしているのかわかりませんね。あ、そういえば3~4年前にある“虎”から電話がかかってきましたね」
電話の内容は南原氏に助けを求めるものだったという。
「彼の会社が破綻する前後くらいだったと思うんですが、『俺の銀行口座が差し押さえられたから何とかしてくれ』という頼みでした。ひとまず事情を聞き、結果的にちょうど僕はいろいろコネがあったんで、手を回して差し押さえを解除してもらいました」
虎時代のつながりならではの美談かと思いきや、話はそこで終わらない。
「差し押さえの解除について報酬は要求しなかったけど、彼の状況や性格から同じようなことがこの先も起こりうるだろうと思った。だから『僕を顧問にしておけば今後も何かと役に立つかもよ?』と持ちかけたんだけど、『なんでお前を顧問にしないといかんのだ』と言われて電話を切られましたね。ところが、その3ヶ月後に『また差し押さえられた。何とかしてくれ』と性懲りもなく電話をしてきた。今度は『そうか』と優しく言って電話を切りましたね。その後どうしたかは想像に任せます(笑)」
フリーライター。1987年生まれ。宮崎市出身。日本女子大学文学部日本文学科卒。大学時代は出版社でアルバイトをし、編集業務を学ぶ、。卒業後は一般企業に就職。25歳のときにライターに転身。現在は週刊誌やウェブなどで執筆中。専門は社会問題、生きづらさ。著書に『私たちは生きづらさを抱えている 発達障害じゃない人に伝えたい当事者の本音』(イースト・プレス)、『発達障害グレーゾーン』(扶桑社新書)、『「発達障害かも?」という人のための「生きづらさ」解消ライフハック』(ディスカヴァー21)『生きづらさにまみれて」(晶文社)、『ルポ 高学歴発達障害』(ちくま新書)
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