更新日:2022年08月14日 11:13
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“デリヘル先生”だけじゃない、最近の風俗トラブル&摘発に異変あり!?【コラムニスト木村和久】

 ちなみに、エロ劇画とかで「お前をソープに沈めてやる」というセリフが出てくるが、それは湯船に沈めることではない。ソープランドの面白いところは、借金を抱えたお姉さんの、駆け込み寺的な部分がある。お金のあるソープ会社は、借金の肩代わりをしてくれるのだ。例えば借金500万円を代わりに先に払い、専用のマンションに住み、緩く管理されながら、勤めてもらうというものだ。  これで案外助かっているのが、銀座などのクラブのホステスである。「ヘルプ嬢」からワンランク上がって「ウリアゲ」になると、多くは歩合で給料が貰える。そうなると顧客管理も自分でする。さらにお金の支払いも、月締めの請求書となる場合がある。だいたい請求書で払うやつはロクなやつがいない。  散々飲んで、最初はしっかり払うんだが、いざ「飛ぶ」って場合は、数百万円の飲み代を未払いにしてトンズラする。その未払いはホステスが補てんする決まりだ。そこでお客に裏切られたとか言ってソープに駆け込み、借金を肩代わりしてもらい、半年稼ぐこととなる。
木村和久

木村和久

 やはりソープ嬢になりたい女性は、ハードルが高くまだ少ない。けど、ソープ嬢はいい女が多いという幻想を背負っている。それを解決してくれるのが、いい女のバンス(前借り)利用なのだ。ほんと世の中、うまくできてますな。 ■木村和久(きむらかずひさ)■ トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦。著書に『50歳からのかろやか人生』
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