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海外で“レイプドラッグ”と呼ばれるクスリが日本で野放しになっている!?

 狙われるのは深夜繁華街を歩いている女性たちだ。中村氏によると、この薬の使用者は深夜の歌舞伎町で若い女性に声をかけ、「合コンしよう」「終電まで飲もう」と提案。自分たちのグループが経営している個室居酒屋に連れ込み、その手口を実行するという。 「とはいえ、薬の悪用を防止するため、Xはアルコールに溶かすと青く変色するように加工されています。なので自分の飲み物にXが混入されても、色で識別できると思います」
海外で“レイプドラッグ”と呼ばれるクスリが日本で野放しになっている!?

※写真はイメージです

 だが、最近までXはジェネリックの場合だと変色加工が施されておらず、アルコールに溶かしても無色透明で混入を見破るのは不可能だったという。実は、いまでも色が変色しないジェネリックのXを大量に持っている若者が少ないながら存在するという。 「病院にいって『寝れない』と相談し、Xしか効かないとしつこく言えば病院によっては簡単に処方してくれたんですよ。もちろん、完全に違法行為にあたりますが…」  中村氏に被害に遭わないための対策を聞くと「知らない人にはついていかない、という当たり前の対策を取るしかないですね」。本来の使い方とは異なる理由で薬が使われると、こうした被害が起きるケースは少なくない。業界全体での規制が更に強まることを、祈るしかないのだろうか。<取材・文/小畑マト>
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