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何も言わずに股間を触る警察官…「チンパケ」狙いの職務質問に疑問の声

「チンパケ」狙いで過激化する職務質問

 なぜこうした過激な職務質問が横行してしまうのか。警察組織や裏社会に詳しいライター(31歳・男性)は次のように解説する。 「バッグの中身を見る、股間や尻を触る、腕まくりをさせる、スマホケースを外させるなど、過激な職務質問をする警察にもそれなりの理由があります。例えば、いきなり股間を触るのは、最近薬物の売人や使用者たちが股間にモノを隠す事案が多いからです。チンコにパケを隠すことを薬物常習者のあいだでは『チンパケ』と言いますが、今までは職務質問中でも股間は触っていませんでした。が、それではチェックが不十分ということで警察官が股間まで触るようになったんです」

「黒のセルシオ、レクサスLS、アルファード、ヴェルファイア」

 ほかにも、キセル・パイプ屋から出てくる男性客や六本木のクラブ前、終電後の渋谷駅前の路地裏には職務質問をするために2人以上の警官が立っている。さらに、職務質問を受けやすい車もあるとか。 「車の車種で声をかける警官も最近は多いです。黒のセルシオ、レクサスLS、アルファード、ヴェルファイアは特に狙われる車です。いわゆる現代版ヤクザ車と言われるもので、たしかにそれ系の人で乗っている人が多いですから」  薬物犯罪が横行する昨今。だが、犯罪を未然に防ぐ職務質問がこれ以上過激化すると、次第に市民からの反発を招きかねないだろう。 <取材・文/小畑マト>
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