更新日:2021年10月28日 21:17
恋愛・結婚

夜の事情まで教えます…「男の娘同士のカップル」になってわかったこと【カリスマ男の娘・大島薫】

「かっこいい」と「かわいい」では、どちらに思われたい?

⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1358994 夜事情まで教えます。「男の娘同士のカップル」になってわかったこと【カリスマ男の娘・大島薫】 出会った頃のミシェルはとても女のコだなと思った。かわいいものが好きで、おしとやかで、愛されることが好きだった。しかし、知るにつれ、わりと男性的な自分にも折り合いをつけているコだと知った。昔の男性の見た目の自分の写真をSNSなどに投稿して、「かっこいい」という評価を受けることもまんざらでもないらしい。今の見た目に関してはやはり「かわいい」と言われるほうが嬉しいようだ。  ボクのほうは実際のところなんでもよくて、「かっこいい」でも「かわいい」でも自分を誉めてくれたのなら、それは素直に嬉しい。ミシェルに対しては彼氏としてかっこいいとは思われたい。  そこで、一応はっきりさせておくと、夜事情はボクが攻める側だ。ちょっとこの前、イレギュラーが起こったので、“基本的には”とつけておく必要があるのだが……。そう、たまにミシェルが攻める側をやりたいと言い出すことがある。基本的にそれは恥ずかしいので、拒否することが多いのだが、そういう点についてもわりとフラットな思考のコだなぁと不思議に思って接しているところだ。逆に攻める側に抵抗がないほうが、より実際の女のコに近い思考のような気もする。  きっと人間の心にはっきりと「男」だの、「女」だの言い切れるものなんてものはない。ただ、その分類に当てはめられたいという人は数多存在する。生まれたときから男の身体がイヤで、女になりたいと願っていた人は「女性」と呼ばれることに固執するだろうし、セクシャルマイノリティーでなくとも男らしい男でいようとするような男性もある意味「男性」に固執しているといえる。  さて、ボクらは一体なにものだろうか。それはこれから彼女と付き合っていく中で、2人で答えを探していこうと思う。 【大島薫】 作家。文筆家。ゲイビデオモデルを経て、一般アダルトビデオ作品にも出演。2016年に引退した後には執筆活動のほか、映画、テレビ、ネットメディアに多数出演する。著書に『大島薫先生が教えるセックスよりも気持ちイイこと』(マイウェイ出版)。大島薫オフィシャルブログ(http://www.diamondblog.jp/official/kaoru_oshima/)。ツイッターアカウントは@Oshima_Kaoru
1989年6月7日生まれ。男性でありながらAV女優として、大手AVメーカーKMPにて初の専属女優契約を結ぶ2015年にAV女優を引退し、現在は作家活動を行っている。ツイッター@OshimaKaoru
1
2
おすすめ記事