恋愛・結婚

女性が求める普通の男性像は星野源?「ハードルが高すぎる」と嘆くキミにひと言

 見た目は美女で心は男。カリスマ男の娘・大島薫。男女の色恋、社会の矛盾、LGBTの無理解――男心と女心の双方を併せ持つ“彼”の目から見た、世の中のフシギとは?
大島薫

大島薫

婚活女性が定義する“普通の男性像”

 先日12月9日に「グッとラック!」(TBS系)で放送された内容が、SNSなどで話題になっている。  この日の特集は「婚活女性が定義する『普通の男性』に物議」との銘打ち、その中で恋愛コンサルタントの男性にインタビューを行った。各女性の相談を受けるうちに完成したという「普通の男性像」の定義に、世間の男性たちから批難の声が上がった。  その際に上がった内容を下記に箇条書きさせていただく。 見た目 ・165センチ以上 体重60~80キロ ・星野源さんのイメージ ・ジム通い 清潔感 ・化粧水をつけて就寝 ・鼻毛が出てない ・ヒゲ・爪が整っている ・美容室は月1、2回 学歴・仕事 ・日大・東洋大・駒澤大・専修大 以上など ・都内在住→年収500万円以上 ・地方在住→銀行など大手企業か公務員  放送終了後も普通の男性の基準が「星野源」という例えに、「ハードルが高すぎる……」とインターネットでは男性たちの嘆きの声が広がっていた。  ちなみにこの話題に対して、当の女性側の意見でも「たしかにこれを『普通』に挙げる女性は求め過ぎかも……」と考えている人もいるようだ。  しかし、男性である筆者としては、「基準としては、こんなものじゃない……?」と思っている。つまり、否定的に見ていないということだ。

“女性の見た目”を維持することの大変さ

 僕は23歳のころに男性の見た目から、女性の見た目へと移行を開始した。女性ホルモンや手術をしていないので、相変わらず胸などはないのだが、正直いわなきゃバレないレベルにはなっていると思う。  だが、最初のころは大変だった。まずメイクなんてしたこともないから、雑誌を読んで勉強して、それでもアイラインをグチャグチャに引いてしまったり、シャドーが濃すぎてパンダみたいになったりもした。  また男性から女性の格好をする上で、ムダ毛処理なんかも必要だろう。毎日毛を剃っていたら色素沈着ができてしまい、結局脱毛を受けることにした。トータルで100万円くらいはかかったのではないだろうか。  また綺麗な髪の毛だって一朝一夕では作れない。それこそ女性だって手入れを怠れば髪はバサバサになるし、良い匂いなんてものもしない。 「そんな面倒なのに、なぜ女性の格好をするの?」  それは僕自身についていえば、その苦労を差し引いても、好きな格好でいたいからだ。ただ、では本当に毎日好きでできているかというと、それは微妙だ。  先ほどいわなければ女性に見えると書いたが、例えば僕が仮に「スカートは穿きたい、髪の毛も伸ばしたい、メイクもしたい。だけど、ムダ毛は剃りたくない」と思っていたとしよう。しかし、ほとんど女性に見える格好に、ムダ毛だけ剃らずに街中を歩けば「え、あの人常識ないな」と思われることだろう。  また『女性は人前に出るときはメイクをしなければいけない』という暗黙の了解もあったりする。会社でメイクやヒール靴が、会社規約として強制されているところもある。だから、僕も化粧が面倒くさい日でも、メイクをしなければいけない日がある。  男性だってスーツ着たくない日に、スーツを着なきゃいけないこともあるから、これについては理解できるだろう。
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女性に求められるマナーの多さを思えば
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