巨大カメの飼育と結婚は両立するか?
飼育が容易ではないうえに飼い主の顔すら意識しない――。そんな爬虫類など珍獣を大切に飼う女子は、まさに無償の愛の持ち主。そんな彼女たちはきっと美しい! そんな暴論を引っさげ、珍獣女子のライフスタイルを追った
◆大量のウンコに破壊行為。数々のトラブルも込みの、一緒に暮らす醍醐味
幼い頃から大きなカメを飼いたかったというサヨさんが、念願かなってケヅメリクガメを飼い始めたのは2001年。
「大きくなるのはわかっていたのですが、こんなに急成長するとは」とサヨさん。トッティと名づけたそのカメは、わずか4年で甲長6cmから30cmほどに成長。ケージではとても飼いきれなくなり、新築したての実家の自室で放し飼いにしていた。
「でもトイレを覚えないので、ウンコをしては踏んで歩き、床じゅうにウンコの足形スタンプがつく。大量のおしっこで床がビシャビシャになり、一部が変色したり……」
これに父親が激怒。トッティを連れて家を出ることになる。その後は借りたマンションでも、トッティのウンコ、そして破壊の日々は続く。というのもケヅメは地面に大穴を掘る習性がある。壁は削られてぼろぼろ、コンセントはカバーが割れ配線がむき出し。冷蔵庫はボコボコ、パソコンのUSBは齧り取られた。防音用に敷いたタイルカーペットもウンコでドロドロになった。
「週2回ペースでホームセンターに行き、超強力テープや接着剤、板を買って補修作業。タイルカーペットは50~60枚を延々手洗いしたりしてました。でも、次第に洗っても落ちなくなるんですよ」
そこまでしてなぜ!?と思う人も多かろうが、しかも、ケヅメが原因で別れた彼氏が2人いるという。
1人目との別れのきっかけは、トッティが病気になったとき。X線検査結果が芳しくなく落ち込むサヨさんに発した「カメがX線検査!? 何なのそれ?」という一言が原因だったという。
「その後、数年付き合ったんですが、彼が何かトッティのことを話題に出しても、『そんなこと言っても、所詮、トッティのことをただのカメだと思ってるくせに』って、いつも心の中で思っていたんですよね。まあ、ただのカメはカメなんですけど(笑)」
2人目も同様。その相手は結婚も考えていたようだが、あるとき、「あのカメがいなきゃ、もっと安い部屋を借りられるのに……」と言われ、サヨさんは「ああ。ダメだ……」と悟ったという。
「でも同時にこのとき、私のほうが変わってるんだって気づいたんです。トッティのウンコが臭い!と怒った父のほうが普通で、そこで食事もできちゃう自分を基準に考えてはいけないって」
そう気づいたところで時すでに遅し。父親とは3年ほど言葉を交わしていない状態が続いていた。
⇒【後編】に続く「転機は去年訪れた」
https://nikkan-spa.jp/154457
― 新説[珍獣好き女子]は美人が多い!【6】 ―
- 突き破られる網戸、叩き落とされたテレビやパソコン。
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