開通30周年の瀬戸大橋で本州から四国へ。ぶらり国道30号線の旅
児島では、まず鷲羽山展望台から瀬戸大橋を眺める。橋も美しいが瀬戸内海の景色がスバラシイ! 中国人は瀬戸内海を見て「日本にも大きな河があるじゃないか」と言うらしいが、小島が点在する静かな内海にドカンと長大橋がかかった風景は、まさに繊細かつダイナミック。これがニッポンやね。涙が出ます。
廃線跡沿いに数km戻ると、小高い山の上に下津井城跡が。関ケ原の合戦で奮戦した宇喜多秀家の築城だ。勇んで本丸跡まで登ってみたが、木が茂りまくりで眺望はほぼゼロ。ガックリ。次回は瀬戸大橋を渡って、さぬきうどんを食ってやるぜ!
【結論】
SPA!創刊30周年ということで無意味に国道30号線を走ってみましたが、無意味に味わい深かったです。次では、いよいよ架橋30周年の瀬戸大橋(国道30号線のバイパス)を渡ります。お楽しみに!って誰が1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
仕上げは廃線巡りだ。かつて本州と四国を結ぶ航路は、下津井-丸亀間がメインだった。そうやって「こんぴら参り」をしたんだね。
そんな下津井港まで、下津井電鉄という軽便鉄道が走っていた。その終点・下津井駅跡へ。
そこには数両の車両が残され、かつての線路跡は「風の道」なる遊歩道に。涙が出ます。
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