更新日:2022年12月28日 18:21
カーライフ

モテない男は普通のクルマに乗れ!「Mr.モテないカーマニア選手権」リターンズ

カーマニアだからモテないのか、それともモテないからカーマニアになったのか……。いずれにしろ今やクルマ趣味はモテない男の代名詞、マニアの道楽であります。そんなモテない趣味を追求してる当欄の人気企画が再び! 本誌が誇るカーマニアが、新たな相棒を得てモテないカーマニア界のメジャーリーガーに挑みました! 女子からの罵詈雑言に涙、涙です。 Mr.モテないカーマニア選手権 MJブロンディ改め永福ランプ=文 Text by Shimizu Souichi

カーマニアからクルマをとったら残るのはモテないただのオジサン!?

 世はネオクラシックカーブーム! ちょっと古いクルマの値段が、ジワジワと上がり続けている。ちょっと古いクルマはかわいくてオシャレなので、女子人気も高いらしい。  別にそこを狙ったわけではないが、SPA!が誇るカーマニア2名も、最近ネオクラシックカーに乗り換えた。永福ランプは’87年式のフェラーリ328GTS、流し撮り職人は’99年式のランサーエボリューションⅥだ。ランエボⅥがネオクラシックカーかどうか異論もあるでしょうが、20年近く前のクルマなので、一応そういうことにしといてください。  しかし、ネオクラシックカーが女子に人気というのは本当だろうか? それはかわいい草食系ネオクラシックカーだけで、スポーツカーはダメなような気もする……。  そこで今回は、編集部出入りの20~30代女子10名を対象に調査。クルマ単体とクルマ+オーナーの2回戦方式で、それぞれの写真を見せ、どっちがモテないかを判定してもらいました。結果を想像しただけで涙が出ます。  まずはクルマ単体の勝負! <フェラーリ328GTS vs 三菱ランエボⅥ>  こちらは6:4で、フェラーリのほうがモテないと出ました。ガーン。
Mr.モテないカーマニア選手権

「赤いオープン乗っているだけでチャラくてモテなさそう~」赤いオープンカーというだけでモテない太鼓判を押されてしまったフェラーリ328GTS。今やネオクラシックカーとして、カーマニアはもちろん子供にも大人気なのですが、女子人気はイマイチ。チャラいクルマと一刀両断されました、トホホ

「赤いオープンカーっていうだけで押しが強そうでイヤ。ヤンキーが乗るクルマですかこれ?」(鹿児島県出身・26歳)  世界の頂点に君臨するフェラーリ様をヤン車と混同するとは、なんたる教養の低さ。これもゆとり教育の弊害か。  その他「チャラそう」「クルマにしかお金かけない感じ」「速そうで赤くてオープンカーって全部ダメ」「カッコつけで自意識過剰な感じ」「こだわりが強そう」と言った言葉が並びました。すべてビッグになる男の条件のような気がしますが、イマドキの女子はそういうのが全部ダメなんですね、涙。
Mr.モテないカーマニア選手権

「後ろのデカいハネがダサくてムリ!」ハネがイヤ、ハネがなければいいんだけど、ハネがあるクルマには乗りたくない、など、ランエボにはリヤウイングに対する凄まじい拒絶反応が。そんなにハネはダメですか? 世界ラリー選手権で活躍したランエボの威光も女子には通じません

 一方のランエボは、「大きなハネがダサい。ありえない。助手席に乗るのはムリ」(東京都出身・30歳)等、リヤウイングに不評が集中。若い女子はそもそも走り屋を知らないので、リヤウイングなんかに目がいかないかと思ったが甘かった。しっかりそこにモテないオーラを感じ取ったようです。
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モテないカーマニアの頂点は…
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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