更新日:2022年12月30日 10:17
カーライフ

バブル期の生き残り「世界最長の鉄道橋・瀬戸大橋」を走る

 瀬戸大橋を渡りきると、残る国道30号線は、高松市内の約2kmのみ。ページ持つかな……。  まずは、30号線沿いにある高松城跡へ。この城は海にせり出した水城として有名でしたが、今は埋め立てによって海のちょい奥に。天守は明治に取り壊されたが、月見櫓が残っており、海に直接面していればと惜しまれる風情であります。
国道30号線の旅 後編

高松城は岡山県にもあるため(備中高松城)、香川県の高松城は讃岐高松城と呼ばれている。戦国時代、羽柴秀吉による水攻めで有名な高松城は備中高松城。讃岐高松城は生駒親正が安土桃山時代に築城しました

 ステキなのは、城のすぐ脇を琴平電鉄が通っていること! 高松築港駅から乗ってみると、車窓から見える城の石垣がイイ! 天井には扇風機がクルクル。懐かしくて涙が出る。  ひと駅乗って、讃岐うどんを食します。「讃岐うどんはうますぎてうどんじゃない」とも申しますが、私も十数年前に初めて本場で食べた時は超衝撃で、「これはマジでうどんじゃない!」と思いました。
国道30号線の旅 後編

四国に上陸しうどんを食らう!

 が、その当時から讃岐うどんはブームとなっており、今ではチェーン化がすさまじい。本場・香川県でも、街道沿いで目に付くのはチェーン店のハデな看板ばかり。もちろん昔ながらの名店には素朴な風情が残っているけど大行列。高松市の中心部ともなると、都会だけに素朴というわけにもいかず、いただいたうどんは、東京で食べる「はなまるうどん」とそれほど違わないものでした。いや、十分うまいですけどね。  国道30号線もこれでおしまい。と思ったが、考えてみたら海上が残っていた。高松港から宇野港まではフェリーがつなぐ海上国道があるので。
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フェリーで海の国道30号線も堪能せり!
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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