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性欲の衰えを放っておくと危険!? 男性ホルモンの低下がもたらす症状5つ

性欲の衰えを放置するとリストラ対象に!?

 たかがセックスのためだけにわざわざ治療に通うなんて……と思うかもしれないが、前述のとおり、男性ホルモンの低下はさまざまな不調に繋がるため「たかがセックス」で話は済まない。 「儲かっている株式トレーダーは男性ホルモン値が非常に高いという研究結果がありますが、テストステロンは、ヤル気や判断力や決断力などにも大きく影響を与えます。一般的に、テストステロンの本格的な減少は40代の半ばから始まるため、この年頃になると、活力やクリエイティビティがぷつりと途切れることがある。これは、現代のビジネスパーソンにとっては命取りになりかねません」  生涯ヒラ社員で終わることも珍しくない昨今、40代に入ってから役職に就く人も多い。男性ホルモンがまさに減少を始めた局面で、もっともストレスフルで、もっとも活力が必要とされる状況に放り込まれるわけだ。 「これでうつ病になって、診断書を提出できれば会社に守ってもらうこともできますが、ヘタに更年期の症状を我慢して働いていると、かえって不幸なことになってしまいます。男性ホルモンはストレスによって低下するので、さらなる悪循環に巻き込まれてしまう」  いまや、40歳以上の男性で男性更年期障害を患っている人は推計で600万人にもなるという。それを「おれも老けたなあ」などとのんきに放置していれば、「負け組50代」まっしぐら。性欲の衰えはクライシスを未然に防ぐバロメーターと心得たい。

<男性ホルモンの低下がもたらす諸症状>

・性欲の減退 ・勃起障害ヤル気や競争力の低下 ・社交力の低下 ・記憶力、判断力の低下 ・不眠・うつ状態 【和田秀樹】 精神科医。医療はもとより教育問題、アンチエイジングまで広範囲なテーマの縦横無尽な語り手。映画監督作品に『私は絶対許さない』など (初出:2019年2月13日)
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