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酒好きの女性と2人でBARに行ったときに役立つ「大人の男のオーダー作法」

オススメはジャックローズ、クレオパトラ、デュボネカクテル

 もし、フローズンカクテルを作れるお店でしたら、「フローズンダイキリ」や「フローズンマルガリータ」がオススメです。カクテルの材料と氷をブレンダーに入れて回し、シャーベット状にするスタイルで、夏にぴったりです。ブレンダーがないと作れないうえ、調合がとても難しいのでどこでも注文できるわけではありません。

フローズンダイキリ

 筆者の大好物は生クリームを使ったカクテルです。ミントリキュールとカカオリキュール、生クリームを使った「グラスホッパー」は、まさにアイスのチョコミント。アルコール度数も低く、女性にもオススメです。ブランデーとカカオリキュールと生クリームを使った「アレキサンダー」も最高に美味しいのですが、口当たりの感触よりはアルコール度数が高めです。  定番のカクテルは飲んだことがありそうな女性なら、カルバドスを使った赤く美しい「ジャックローズ」というカクテルを勧めます。カルアミルクっぽいのがよさそうなら「クレオパトラ」、ワイン好きには「デュボネカクテル」を試してもらいます。

ジャックローズ

 ここで、オススメしたカクテルは全部筆者の好みです。数百種類のカクテルを数千杯飲み続けてきてやっと少しナビゲーションできるようになったくらいです。本来であれば、女性が普段飲んでいるお酒やベーススピリッツ、好物のフルーツ、好きな色などを聞いて、数百種類のカクテルから絞り込んで行くのが王道です。

自分で飲んだことがないカクテルは女性に勧めない

 とはいえ、素人にはそんなことはできません。王道カクテルの中から、名前や材料、トークのネタになるかどうかなどを考えて10種類くらいを選び、実際にBARで注文して飲んでください。バーテンダーにいろいろと教えてもらい、血肉にしてからアドバイスするようにしましょう。くれぐれも、自分が飲んだことのないカクテルを勧めたりしないようにしましょう。女性は一発で見抜きます。そんなことをするぐらいなら、バーテンダーに丸投げしてください。  今夜の一人晩酌は、立ち飲みではなく、ちょっとカジュアルなBARに入り、今回紹介した中から興味のあるカクテルにチャレンジしてはいかがでしょうか。すべて、美味しいことは請け合いです。  女性向けのカクテルを連続注文して微妙な空気になったのなら、バーテンダーに「彼女にオススメのカクテルを勉強しようと思って」と言ってください。絶対に、腕によりをかけて最高のカクテルを作ってくれるはずです。 <文/柳谷智宣>
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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