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西原理恵子『できるかな』シリーズ20周年&最新刊登場!

「週刊SPA!」誌上で不定期連載の『できるかな』。漫画家・西原理恵子の体当たり取材による人気シリーズの最初の単行本が出てから今年でなんと20年という。その節目の年に待望の新刊『できるかなロワイヤル』が8月31日発売される。前作『できるかなゴーゴー!』から6年ぶりの第6弾。「20年で6冊って、私がサボってるみたいじゃん!」と西原氏は苦笑するが、その分、中身は手間ヒマかかったネタがたっぷりだ。

できるかなロワイヤル

『できるかなロワイヤル』西原理恵子

 クラウドファンディングで800万円以上を集めて高知にラッピング電車を走らせた『サイバラ電車できるかな』、オリジナル包丁作りに挑んだ『包丁できるかな』などビッグな企画を中心に、“五十の手習い”に臨んだ『書道できるかな』、世界的砂像作家と対決した『砂像できるかな』ほか、6年分のサイバラの激闘を収録。そのなかで本人的に一番印象に残っているネタといえば?

「それはやっぱり電車。金に困ってないのに人から金を搾り取ろう! という担当の新保さんの企画を聞いただけで寒気がしました。しかもそれをネットで拡散しようという炎上企画。それなりに気を遣って35年仕事してきたんです。なのに、なんでアグネス棚に自分から入らなきゃいけないんですか!」

できるかな しかし、いざクラウドファンディングがスタートすると支援金額はうなぎのぼり。あっというまに目標額(648万円)を達成してしまった。

「ホントにもう、みんなどんだけいらんことに金使うんだと。『こんなとこに入れずアフリカに入れろよ』と、親切なファンの方々に腹が立ちました」と西原氏。一方、担当の新保氏は「目標額がデカかったので『もし達成できなかったらどうしよう……』と、さすがにちょっと不安でしたが杞憂でしたね。西原ファンの“ムダ使い力”に感動しました」と振り返る。

 かくして高知の街をサイバラ仕様の電車が1年間走ることになったのだが、その模様は『できるかなロワイヤル』にて。同書には、サイバラ電車に自腹で参加した作家の有川浩氏、「おかん包丁」企画に協力した料理研究家・枝元なほみ氏らの寄稿、“動くりえくま”ペーパークラフトの付録、おかん包丁プレゼントなど、お楽しみ企画も満載。20周年にふさわしい豪華版となっている。

「楽しい20年でした。新保さんは関西人なのに話を盛ることがまったくできず、企画の段階では全然面白そうじゃない、意味のわからないものがほとんどでしたが、さすが灘高・東大出身、綿密に調べてあって現場はいつもすごい面白かったです。でも、取材はうまくいってるのに、横で見守る新保さんがいつもものすごく不機嫌な顔をしてるのはなぜだろう、と思ってました。読者の方には、こんな汚いマンガにずっと付き合ってくれて感謝の気持ちしかありません。ありがとうございます!」

 次は何年後に出せるかな!?


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発刊20周年! ラッピング電車から包丁作りまで、サイバラ狼藉の爪痕!




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