自分の名前の意味、意識したことはありますか? 名前の意味を考えることのススメ
―[魂が燃えるメモ/佐々木]―
いまの仕事楽しい?……ビジネスだけで成功しても不満が残る。自己啓発を延々と学ぶだけでは現実が変わらない。自分も満足して他人にも喜ばれる仕事をつくる「魂が燃えるメモ」とは何か? そのヒントをつづる連載第79回
名前は個人を特定する唯一のIDです。名前だけが自分と他人を区別してくれます。だからこそ自分の名前に信念を持つと、それがそのまま自分自身に対する信念に繋がります。まさに「名は体を表す」です。
たとえば私の名前は「誠」です。誠は「言う」と「成る」からできています。つまり「言葉で形にしていく」ということです。私はこの意味に基づいて、こうして文章を書いたり、実際に会って話したりするのを仕事にしています。
また誠には「本当のこと」という意味があります。私は人から相談を受ける際は、できるだけ自分の経験を正直に話すようにしています。人は悩みをなかなか打ち明けられません。そこで自分の経験を話すことで、相手も話しやすい空気を作っています。
この時に見栄や誤魔化しがあると、相手に悟られてしまいます。すると相手も自分のことを話そうと思ってくれません。ですから私の仕事に「誠」は欠かせない要素になっています。
このように自分の名前の意味を決めておくと、それが人生や仕事の指針になります。悩んだ時や迷った時に名前の意味に立ち返れば、自然と自分が取るべき行動が分かります。
私にとって「誠」とは「言葉で形にしていくこと」と「自分の経験を正直に話すこと」です。しかし、私と同じ名前の人が、私と同じ結論になるとは限りません。たとえば古典に詳しい人なら、中庸や孟子の内容が浮かんで来ると思います。
1
2
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中
記事一覧へ
『人生を変えるマインドレコーディング』 人はなぜ続けることができないのか? 続けるには「信念」が必要だ! |
記事一覧へ
この連載の前回記事
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ