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あなたのWi-Fi、タダ乗りされてない?銀行口座から写真まで丸見えのリスクが

 また、データを保存しているフォルダーを共有することが多いと思うが、そこにクラウドサービスなどのIDとパスワードを記載したファイルなどを置いていてれば致命傷だ。それらのサービスすべてに不正アクセスされる可能性がある。ネットショップやネット銀行の情報が載っていたら金銭的な被害も起きかねない。 「近くにそんなハッカーみたいな人はいないよ」と言うなかれ。設定によってはエクスプローラーから普通にアクセスできてしまうので、パソコンに詳しくなくても情報の窃盗は簡単に行えるのだ。

知らないうちに犯罪に加担しているリスク

 そして、万一変な人にただ乗りされた場合は、犯罪に巻き込まれる可能性がある。例えば、ネットに犯罪予告やひどい誹謗中傷を書き込むと、警察が動くことがある。これをただ乗りしている人が行った場合が問題なのだ。警察は、書き込みされたウェブサイトからユーザーのIPアドレスを取得し、インターネット接続サービスに問い合わせて個人を特定し、ある朝いきなりやってくる。もちろんWi-Fiにパスワードをかけていない人の家にだ。PCを差し押さえ、犯罪について問い詰められるが、やっていないと言っても信じてもらうのに時間がかかることだろう。  対策は簡単。Wi-Fiにばれにくいパスワードをかけるだけ。半年とか1年に1回変更すれば、なお安心できる。自宅もしくは実家で使っているWi-Fiがパスワードなし設定になっているなら、なるべく早くパスワードを付けることをオススメする。

Wi-FiのパスワードはWi-Fiルーターの設定画面で行う

お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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