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有馬記念 結局、オジュウチョウサンって“消し”なのか?

 天才・武豊ならば、オジュウチョウサンがどれほどのペースで走って「保てば」レース時計がこのあたりでゴールできるという逆算をもっての騎乗をするのは可能なはず。昨年の有馬記念で逃げきったキタサンブラックのラップが最高の参考となるだろう。キタサンブラックをものさしにして道中のペースを少し早め、上がりの不安分を埋める騎乗をすると私は予想する。あとはそれで残れるか否か……最近の長距離戦では全く見られなくなったハイペース寄りの逃げ。もつか、もたないかの戦いが有馬記念版オジュウチョウサンの冒険になると予想する。南武特別を本線で的中できた分、私は有馬記念でも夢を買うつもりだ。
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基本的に2,3番手からの競馬が多いオジュウチョウサン。有馬はどうする?

「ブロガー・g.Kishi氏の目」ローテと枠は絶好

 20日に行われた枠番抽選によって、武豊騎手の鬼引きから1枠1番となったオジュウチョウサン。有馬記念過去20年の1番の成績は3-3-0-14で、連対率30%は全馬番トップ。勝率も2位タイで、勝ち馬にはシンボリクリスエス、ゼンノロブロイ、ヴィクトワールピサが名を連ねます。相当有利な馬番をオジュウチョウサンは引き当てました。ローテーションは中6週で連対率13.0%。王道の中3週(ほぼ全馬ジャパンカップからのローテ)の連対率13.7%に匹敵する好成績を残しており、オジュウチョウサンの「周囲」の状況は絶好といえます。  さて、これまで私はオジュウチョウサンに対して懐疑的な予想を出し、ことごとく逆をいかれてしまっていますが今回はある程度ポジティブな目で見ます。平地のペースに戸惑わないかと心配した開成山特別、上がり対応できるのか心配した南武特別、それぞれで自分ができると思っていなかったことを簡単に成し遂げたオジュウチョウサンがいました。  そうは言っても今回の相手は正真正銘古馬の超一流が相手。枠やローテという前に根本性能が違い過ぎて全く歯が立たない可能性は十分にあります。しかし、枠順抽選で1番枠を引いてしまう「持ってる武豊」、有馬記念当日は雨の可能性があり、スタミナが活かせそうな舞台。ツキが向いている可能性があります。  応援の意味も込めて、ワイドで01から少額楽しむ馬券を握りしめておきたい、そんな気分です。
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軸か消しか。それぞれの予想結論は?
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勝SPA!
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