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自衛隊の廃棄物がオークションで売られている謎

秘密漏洩を防ぐためのシステム

 このたびの防衛大綱ではサイバー対策が明記され、サイバー対処を国は本気で考えることになりました。秘密保持は本気でコストをかけてやろうと思えばやれるのです。せっかくですから、この波に乗って根本的な対応を見直してはどうかと思います。  コストをかければ教範や内部文章が外に漏れないシステム作りは可能です。部隊内で使うパソコンの台数すら足らず、何年も前の遅いパソコンを隊員が自費負担でメモリを増設させて使っているという状況には涙がこぼれます。そんなドケチ予算で国は守れません。情報を抜かれてしまわないようにするためには、ケチらないで防衛予算を2倍以上にする気概が政府にほしいものです。  そこで、秘密保持できる教育システムを仮に考えてみました。紙で渡すとコピーされる危険がありますから、教育時には管理された所定のタブレット(パソコン)を隊員に渡します。もちろん変なチップの入ってないパソコンでないとダメです(笑)。  教育目的の特定サーバーに許可された人物のIDを入れてアクセスすれば必要な教材が読めるという仮想環境を構築すればいいのです。情報はプリントアウト、スクリーンショット、マウスの軌道に至るまで、個別の端末には残らない仕組みにします。タブレット機器はGPS管理し、指定された教室や実習室以外への持ち出しにはアラームが鳴り、機器の場所が追跡管理できるようにすればいいのです。  秘密保全にはコストがかかります。節約やケチで失う我が国の防衛情報はお金に換算できないものです。それは、「命を安く見積もるな!」と考えるからです。情報保全体制を強化する気概は予算に現れます。安倍総理にはぜひとも頑張っていただきたいです! <文/小笠原理恵>国防ジャーナリスト。関西外語大卒業後、広告代理店勤務を経て、フリーライターとして活動を開始。2009年、ブログ「キラキラ星のブログ(【月夜のぴよこ】)」を開設し注目を集める。2014年からは自衛隊の待遇問題を考える「自衛官守る会」を主宰。自衛隊が抱えるさまざまな問題を国会に上げる地道な活動を行っている。月刊正論や月刊WiLL等のオピニオン誌にも寄稿。日刊SPA!の本連載で問題提起した基地内のトイレットペーパーの「自費負担問題」は国会でも取り上げられた。『自衛隊員は基地のトイレットペーパーを「自腹」で買う』(扶桑社新書)を上梓

自衛隊員は基地のトイレットペーパーを「自腹」で買う

日本の安全保障を担う自衛隊員が、理不尽な環境で日々の激務に耐え忍んでいる……

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