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『相棒』シーズン17も最終回。視聴率ダントツを支える濃いキャラクターたち

特命係と対立する濃いキャラクターたち

 一方、特命係と対立関係にあるキャラクターたちというと、まずはなんといっても警視庁刑事部捜査第一課の面々だろう。番組ファンの間では“イタミン”の愛称で呼ばれている伊丹憲一(川原和久)巡査部長とその相棒である芹沢慶二(山中崇史)巡査部長である。このコンビだが、先輩格の伊丹刑事はプレシーズンの第1話から登場しているのに対し、後輩格である芹沢刑事はその初登場がシーズン2の第4話からと実に3年以上もの開きがあったりする。  とはいえこの芹沢を演じる山中崇史は『相棒』シーズン1の第1話には出演しており、このときは右京の初代相棒である亀山薫(寺脇康文)を人質に警視総監室に立てこもった犯人を狙撃しようとするスナイパー役だった(なお、シーズン5の第5話までは“山中たかシ”という芸名だった)。さらにこの伊丹&芹沢コンビといえばもう一人、大谷亮介演じる三浦信輔警部補を加えての“トリオ・ザ・捜一”が古くからの『相棒』ファンにとっては懐かしい限り。  この三浦刑事は昇進試験に合格し、捜査一課の第七係の係長に就任したものの、シーズン12の第1話での事件捜査中に負ったケガが原因で警視庁を依願退職した形になっている。そして実はこの三浦刑事も初登場はプレシーズンの第2話から。演じる大谷亮介はプレシーズンの第1話にも登場しているが、このときは特殊犯捜査一係の室谷警部補役での出演だった。要はファン長く愛されている警視庁刑事部捜査一課の“トリオ・ザ・捜一”の中でプレシーズンの第1話から登場しているのは実は伊丹憲一だけなのである。

杉本哲太もかつて犯人役だった

 最後はちょっと変化球的なネタを。今や特命係を最も目の敵にする存在ともいえる警視庁副総監の衣笠藤治。シーズン15の第1話で初登場し、シーズン16の第13話までは大杉漣が演じていたが、大杉の突然の訃報により、シーズン16の最終回以降は杉本哲太が演じている。  実は初代・衣笠役の大杉はかつてシーズン2の第6話で犯人役としてゲスト出演した過去があるのだが、この大杉の後を受けて衣笠役を演じる杉本もシーズン5の第11話で犯人役としてゲスト出演しているのだ。ちなみにその回は今や恒例となった『相棒』の元日スペシャル。スペシャルに相応しいスケールの大きなストーリーが展開されるなか、杉本は真犯人の五十嵐哲雄役を熱演している。  いよいよシーズン17もラストを迎える『相棒』。その最終回にはこの衣笠副総監だけでなく、仲間由紀恵演じる社美彌子や石坂浩二演じる警察庁次長・甲斐峯秋も登場し、“平成最後の大事件”を盛り上げることに。その結末は希望か? それとも絶望か? 果たして……。 <文/上杉純也>
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