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アダルトワードの検索履歴やSNS誤爆はどう防ぐ? 1台のPCを使い回す人は要注意

ショートカットで分ける、ブラウザのテーマを変える…

 もちろん、単に複数のChromeを起動しただけでは無理。片方のChromeでウェブサービスにログインすると、残りのChromeでもそのアカウントでログインした状態になってしまう。例えば、片方が会社のGmail、片方は個人のGmailに同時にログインすることはできないのだ。同時に複数アカウントを利用するなら、別ユーザー扱いのChromeを別途用意する必要がある。  まずは、Chromeの右上のユーザーアイコンをクリックし、「ユーザーを管理」をクリックする。「設定」メニューからはアクセスできないので注意すること。続けて、「ユーザーを追加」をクリックし、「プライベート」「ビジネス」といったユーザー名を追加し、アイコンを選択。「追加」をクリックすると、新しいChromeが開き、デスクトップにユーザーごとのショートカットが作成される。

Chromeの「ユーザーを追加」から別アカウントを作成する

 それぞれのショートカットから起動するChromeは独立しており、履歴もキャッシュも共有されない。アカウントの管理も別なので、同時に異なるTwitterやGmailを利用できる。  もし、それでも誤爆の可能性があるなら、Chromeのテーマ機能を使えばいい。プライベートで利用する方のChromeにド派手なテーマを設定しておけば、間違えることはなくなるだろう。

同じChromeながら、完全に別物として使えるショートカットが作成された

設定の「デザイン」⇒「テーマ」からChromeウェブストアを開き、好みのテーマを適用する

ビジネスユースはノーマルデザイン、プライベートはアニメキャラデザインにしておけば、間違えることはないだろう

 誤爆は被害が大きい。甘く見て適当に運用していると、いつかどこかでやらかしてしまう。それよりも、上記のように簡単な操作で環境を切り分けられるのだから、転ばぬ先の杖として対策しておくことをオススメする。
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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