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「Amazonプライム」年会費1000円アップは値上げ戦略のはじまりなのか?

アメリカ119ドル、イギリス79ポンド…。日本の「Amazonプライム」は安すぎる?

 一般的なユーザーであれば、月額400円だろうが500円だろうが余裕で元は取れる。ただし、値上げがこれで止まるとは思わないほうがいい。本国アメリカの「Amazonプライム」の価格は、年額119ドル(1万3300円)。イギリスも79ポンド(1万1580円)、フランスは49ユーロ(6200円)となっており、まだまだ日本より高い。当然、値上げは戦略に含まれていると思ったほうがいい。  もちろん、すべてを把握したうえで退会する手もある。Amazonが日本にほとんど税金を払っていないこととか、クオリティが低くトラブル続出のデリバリープロバイダを使っていることなどを嘆く声も多い。今回の値上げで解約率が上がれば、次の値上げには慎重にならざるを得ない。  国内にもすばらしいショッピングサービスはたくさんある。「ヨドバシ.com」は最近気合いが入っているし、「セブンネットショッピング」の使い勝手もいい。こうした国内ショッピングサービス+動画サービスとして「Netflix」を組み合わせ、「Amazonプライム」から乗り換えるのもありだろう。

「ヨドバシ.com」は1品からでも送料無料で、スピードお届けにも対応する

 ただし、個人的には現状の「Amazonプライム」のサービス内容を鑑みるに月額500円でもまだ安すぎると思う。Twitterで、値上げされてもやめる気はないという本文に漫画の1シーンの画像を付けたツイートを見たが、筆者も同じ対応。「わたしは一向にかまわんッッ」(烈海王)ということで、筆者も契約は続行する予定だ。
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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