「俺たちはただの不倫じゃない」とか言う男を、女はどう判定しているか
恋愛ジャーナリストのおおしまりえです。
一般的に、不倫は遊びの恋で、「今さえよければいい関係」なんて言われていますよね。そんな前提があるなか、あえて「俺たちはただの不倫じゃない」とロマンチックに言うってことは、“遊びじゃないよ本気だよ”という主張であるといえます。
あえてそれを相手の女性に言うのはなぜか。そこには「だから本気で俺を好きでいてね」という期待が込められているのでしょう。
筆者は過去に、不倫や浮気経験者に様々なアンケートを取ったことがあります。不倫や浮気をしている最中に相手に対する気持ちを聞いたところ、男女どちらも、妻や夫がいることを知っていたとしても、気持ちの中では普通の恋愛と変わらない心持ちでいるという結果でした。
つまり、気持ちだけはいつも本気。
でも「ただの不倫じゃない!」といくら言ったって、しょせんは隠しごとです。
それが分かっている人、それを抱えきれない弱さを持っている男性ほど、女性に対して“本気”を抱き、そして確認したがるのではないでしょうか。
しかしながら、「俺たちはただの不倫じゃない!」と力説すればするほど、実はその関係はよくあるパターンに陥っています。むしろ不倫関係を“ただの不倫”と“特別な不倫”に言葉で分けようとする行為こそ、人間の弱さが出ているのかもしれません。
不倫は不倫。どこまで愛しあおうとも、逆にどこまで割り切ろうとも、妻・夫以外とカラダの関係を持っている以上、うしろめたいものが残るのは事実です。
不倫カップルの大半は、そのまま破局し結ばれることはないと言われています。そんな現状をふまえた結果、既婚男性が「俺たちの不倫は、ただの不倫じゃないよね」と女性側に力説することがあります。
ただの不倫じゃないなら、この関係って一体なに?むしろ「ただの不倫じゃない不倫」とは、どんな状態を指すのでしょう。
そもそも「ただの不倫」とは何なのか?
本音にあるのは自分への言い聞かせ
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株式会社フミニティ代表取締役。恋愛ジャーナリスト・キャリアコンサルタント。「働き方と愛し方を知る者は豊かな人生を送ることができる」をモットーに、働き方と恋愛を主なテーマに発信を行う。また、企業向けのマーケティング支援も得意とする。anan、女性自身、現代ビジネスオンラインなどで執筆多数。公式HP「コラムニストおおしまりえオフィシャルサイト」。Twitter:@utena0518
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