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「お菓子がないから」母親と妹に暴力をふるった27歳男性。女性にばかり手をあげる心の闇とは

 女性や子どもに手をあげる暴力男。殴る蹴るなどのイメージから、そういった行為に及ぶのは腕っぷしの良い男性や、不良のイメージを持つ人が多いと思います。
暴力

※写真はイメージです(以下、同)

 今回の裁判傍聴は家族への暴行罪で問われた27歳の男性。どんな屈強な男かと思っていたら、被告人はなんとも意外な文化系男子。でも話を聞いていくと、恐ろしいほどに幼い心がみえてきます。 === 被告人:引田直斗(仮名・27歳) 罪状:暴行罪 ===

母親に日常的な暴力をふるう息子。その手が妹にも…

 被告人の引田直斗が暴力をふるっていた相手、それは実の母親とその妹でした。  もともと父親の経営する会社を手伝っていた被告人ですが、家族と働くという環境に馴染めず離職。その後別の会社に再就職をするも、周りに馴染むことができずにこちらも離職。再就職など今後を思案している中、事件は起きたそうです。  そもそも彼は3年前、恋人に暴力をはたらき治療費を支払った過去がありました。もうしてはいけないと分かっていたはずなのに、その後も母親に対し、喧嘩や苛立ちを覚えた際、日常的に暴力をふるっていたそうです。  その時点でアウトなのですが、それは事件へと発展はせず、家の問題として処理されていました。今回刑事事件へと発展する怒りの引き金は、本当に本当に些細な出来事だったといいます。  その日、被告人が暴力をふるったきっかけは、なんと「お菓子がないから」。 「なんか甘い物ない?」と被告人が母親に声をかけた際、「ないわよ」とぶっきらぼうに返答されたことにキレた被告人は、感情のままに母親の腕をつかんでひっかき、数十秒ほど首を締め付けたといいます。  首を絞めた行為はとっさのことであり殺意はなかったそうですが、怒りが収まらなかった被告人は、さらにそばにいた無関係な妹にも怒りをぶつけます。現場を見ていた妹に馬乗りになり、そのまま首も締め付けたのです。  死に至るほどではなかったものの、母親は腕を負傷し全治1ヶ月。そして今まで母親と息子という親子間で処理していた問題も、無関係である妹にまで危害が加わったことで考え直したのでしょう。通報し罪に問われることになったのです。
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「なぜ女性にばかり暴力を?」問われると…
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