メルシャンの1万円ウイスキーが、響21年みたいにプレミアムウイスキーに化けた話
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある
この軽井沢ビンテージというウイスキーは、メルシャン軽井沢蒸留所で作られたモノなのですが、その軽井沢蒸留所は、現在では閉鎖。かつては、美術館も併設されており、小さい頃に私は工場見学をしたことを覚えています。
蒸留所閉鎖後に、このウイスキーは、世界的に評価され、特に香港では記録的な高値で取引されているらしいのです。
軽井沢蒸留所は既に閉鎖されているため、軽井沢ブランドのウイスキーの上限は限られています。ですから、これほど注目度が高くなった今、20万円台という水準は軽井沢ブランドのウイスキーにとって当たり前となっているのです。
このような状況を見る限り、私が所有していた軽井沢ビンテージの相場は今後もさらに上がると思っています。
それにしても、なぜ私がこのタイミングで売ったかというと、欲しいモノがあったからです。
仮に、今後100万円という価値にこのウイスキーが上昇したとしても、今売れることが重要だと思ったのです。また、現在でも20万円以上の利益となっているため、全く不満はありません。ただ、唯一心のこりだったのは、このウイスキーがどんな味だったのかということ。私は十数年に渡ってこのウイスキーを所有していましたが、今でもその味を知らないのです。シングルでもいいので、ぜひ味わってみたいと思っているのですが、いったい一杯いくらなのか、気になるところです。『もう新品は買うな!』 もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう |
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『もう新品は買うな!』 もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう |
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