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38万円で買ったセルシオのその後 オークション評価4.5点のクルマはどうなった?

 腕時計投資家の斉藤由貴生です。腕時計は買った値段と同額か、高く売るのがモットーの私ですが、クルマに関してはそうはいきません。私は、腕時計もクルマも好きなのですが、買った値段と同じ額で売るのが難しいクルマの場合、いかに「購入金額-売却額」の差を少なくするかということを重視しています。

 幸いにして今の時代、総額50万円以下で手に入るクルマでも、ありとあらゆる性能が新車と比べて遜色ないモノが多くあります。

斉藤由貴生

 私が免許を取った2004年頃だと、総額50万円以下のクルマは“それなり”でしたし、私の親世代が免許を取った1970年代に至っては、そんな選択肢はなかったことだと思います。ましてや私の祖父母世代ともなれば、18歳頃の中古車はオオタという聞き慣れないブランドでした。

 こうしたクルマに限らず、新しいモノは登場から時間が経てば経つほど進化のスピードは遅くなります。

 例えばパソコン。90年代は、新製品が3年ぐらいで使い物にならなくなるのが当たり前でした。それに対して、今の時代は10年ぐらい前のパソコンでも日常用途において難なく使うことが可能です。

どう見ても38万円の激安には見えなかったセルシオ


 そんな時代のおかげで、ありとあらゆる性能が高いセルシオを、たったの38万円で買うことができ、私は大変満足していたのです。セルシオは、動力性能でも快適性でも、どの方向から見ても、今の時代に新車販売されるクルマの多くを上回っていると感じました。

トヨタ産業技術記念館とセルシオ。私がこれまで乗ったクルマの中で、東京名古屋往復が最もラクだった

 ダメな点は、燃費の悪さだけと言えるでしょう。しかし、それが最も大きな問題で、燃費重視の現在においては、セルシオの4.3リッターV8エンジンは敬遠されてしまうのです。そのため、これだけ凄い性能を持ったクルマでも需要があまりなく、たったの38万円で買うことができました。

 しかし、そんなに気に入っていたセルシオを、私は先日売却しました。

なぜお気に入りのセルシオを手放したのか?


 売った理由は、次のクルマを見つけてしまったからです。オークション代行で、「評価4.5点以上、20年前の年式、低予算」という無理難題な条件で探していたため、落札までには時間がかかるだろうと考えていたのですが、意外にもそんな条件のクルマを早く落札できてしまったのです。

 まさか次の日に売ることになるとは想像もしていない私は、銀座ロオジエの前に停めて、「38万円で買ったのにサマになる」などと考えていました。

銀座の高級レストラン「ロオジエ」前にて。この写真を撮った次の日にセルシオを売却することになった

 ところがどっこい、次の日に新しいクルマが決まってしまったため、数日のうちにセルシオを処分しなければ、クルマの置き場所に困る次第となったのです。そこで、仕方なくお気に入りのセルシオを売却するという決断になるわけですが、高く売るために売却方法を考えなくてはなりません。

 以前の記事でもお伝えしたように、クルマの売却には様々な方法があります。今回の場合、すぐにセルシオを処分しなければいけなかったため、売却方法はいくつかに絞られることになります。

 考えた結果、最初に買取店に査定してもらい、納得いく金額に達したらそこで売却。思ったより安かったら、オークション代行業者を使おうと考えました。ちなみに、オークション相場より多少安かったとしても、手間などを考えると買取業者に売却するのが私は良いと思っています。

38万円のセルシオの内装

 そして今回、何人かの業者がセルシオを査定してくれたのですが、彼らがセルシオに付けた点数は4.5点。こんなにきれいなセルシオは珍しいとのことで、頑張ってくれる業者が複数いたのです。

 結局、私はセルシオを10万円で買取業者に売ることに決断。次のクルマが決まった翌日、セルシオは引き取られていくこととなったのです。

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売却したセルシオはどうなった?

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もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう





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