鍵、スマホ、パスポート…忘れ物探しに便利な「スマートトラッカー」活用術
ちなみに、モンゴルのウランバートルにあるチンギスハーン空港では周囲に228人、イギリスのエジンバラには500人、ロンドンのヒースロー空港では約2000人のユーザーが検知できた。Tileは累計で1000万個以上を販売しており、世界230の国と地域で使われている。どこに誤送されても見つけられることだろう。筆者の事務所がある東京都大田区の周辺には6000人ものユーザーがいた。
他には、家族の荷物に入れるという手もある。海外で意図せず離ればなれになると、トラブルになりかねない。その点、Tileを持たせておけば、スマホでトラッキングできるので簡単に発見できる。
さらに最終手段として、タグから音を鳴らすこともできる。スマホアプリから「探す」をクリックすれば、Tileから音楽が再生されるのだ。逆に、Tile本体のボタンを押して、スマホから音を鳴らすこともできる。サイレントモードになっていても最大音量で鳴るのでスマホの位置をすぐに特定できる。スマホが見当たらない場合に、探すときにも役立つだろう。
Tileには1年間使える電池内蔵タイプと、自分で電池を交換できるタイプが用意されている。どちらも生活防水対応で、電池内蔵タイプはIP57やIP68といった防水性能を持っている。1つのアカウントでiOSなら最大8個、Androidなら4個まで接続できる。トランク、荷物、家族などで使い分けたい。
製品は6ラインナップで、電池交換版の人気モデルMateは実売価格1980円、高機能でタフなProは実売価格4200円となっている。他には、スタイリッシュなPro Style(実売価格3480円)、頑丈なPro Sport(実売価格2480円)、シンプルなベーシックモデルのMate(実売価格2780円)、大判だが薄型のSlim(実売価格3480円)などがある。
普段の生活でも忘れ物を探したり、スマホや鍵を見つけるのに役立つスマートトラッカー。想像以上に便利なので、ぜひ一度使ってみて欲しい。お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
「Tile」の価格は実売価格1980円~
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